高圧洗浄機はとても便利なものです。でも、購入してまで持っていた方が良いのでしょうか?また、どうやって選べば良いか、分からない方が多いようです。
そこで今回は高圧洗浄機を持っていた方が良い理由を徹底解説し、購入の際の選び方も見ていきます。是非、最後までご覧ください。
高圧洗浄機を持っていた方が良い理由
本当に必要なのでしょうか?はい、あると非常に便利です。掃除をきちんとできない人。やらない人にとっては手間を省き時短する事は必要です。
実際何もしなければ、新築住宅であってもあっという間に汚れてしまいます。それを解決できます。
何しろ水を当てるだけで楽に掃除が出来ます。また、経年劣化した頑固な汚れに対しても高圧水の威力が期待できます。
それでは具体的に理由を見ていきましょう。
- 駐車場やウッドデッキ、タイルデッキ、外壁、窓、屋根、エクステリア、浴室、キッチン、自動車等いろいろな場所を掃除できる。
- 掃除の時間が短縮でき楽になる。
- 掃除した場所が満遍なく綺麗になる。
- 水道の使用量が削減できる。
このようにいろいろと出来る事もありますし、メリットもあります。
逆にデメリットはどうでしょうか?これだ!と言うような大きなデメリットは無いです。
強いて挙げるとすれば、持っていない人と比べて買ったお金がかかっている事と、もし使わなかった場合、買ったお金が無駄になるくらいでしょうか。
いかがでしょうか?持っていた方が良い理由、お分かり頂けたでしょうか?時短が出来、楽が出来、節水も出来るということですね。
高圧洗浄機の選び方
持っていた方が良い理由が分かったところで、購入の際の選び方を見ていきましょう。
吐出圧力で選ぶ
吐出圧力とは、噴出口から吐き出す水の強さの事でMPa(メガパスカル)で表します。
この値が大きいほど水圧が高いと言う事で、汚れなどを落とす力が強くなり、水を遠くに飛ばせるようになると言う事です。
常用吐出圧力と最大吐出圧力とがありますが、実際の使用時に最大吐出圧力まで圧力が上がる事はありませんので、比較する際には常用吐出圧力で比較します。
一般的な家庭用の高圧洗浄機は8MPaくらいまでのラインナップです。それ以上になると業務用になります。
水圧が強ければ強いほど汚れが落ちるのです。汚れの中には簡単に落ちない汚れもあると思います。
そのような頑固な汚れを落とすと言う事も考えると、なるべく高圧の商品を選んだ方が良いと思います。
但し、注意しないと高圧なので、対象物に傷をつけてしまったり、壊してしまう可能性もあります。
高圧すぎるのも注意が必要ですが、水圧を調整する事が出来るノズルを装着したり、対象物からの距離を遠ざける事によって水圧の調整が出来ます。
ホースの長さで選ぶ
せっかく購入しても、ホースの長さが短いと、掃除できる範囲が少なすぎて実用になりません。洗車や外壁の掃除等には最低でも10mは欲しいです。
2Fのベランダ掃除の場合も10mは無いと厳しいです。10mあれば本体は下に置いてホースのみを2Fに上げればいいのです。そもそも2Fに水道が無ければ問題外です。
以上の事からホースの長さにも注目してみましょう。ホースは別売りでも販売しています。
騒音値で選ぶ
基本的に外で使用するものですから、音の大きさにも注目しておきたいところです。
加圧は高圧ポンプを用いて行うので、思ったより大きな騒音となります。その為、住宅密集地やマンションなどで使用する場合は周囲への配慮が必要です。
騒音への配慮が必要な場合は静音タイプまたは静音モードを搭載した商品を選びましょう。
また、前述しましたが、インダクションモーターの機種は騒音が控えめになっています。
どのようなタイプの商品を選んだとしても、多少の騒音は発生します。しかし、使用する時間帯などを考慮すれば、余程の事がない限り大丈夫でしょう。
最近ではホームセンタ―などにデモ機が置いてありますので実際に触って音の確認をしてみましょう。
価格で選ぶ
どうせ買うのですから、良いものを安く購入したいものです。金額が同じであれば、水圧が強い方が性能が高いと思っていいと思います。
また、同じ金額であれば、音が小さい方が良いでしょうし、同じ金額であればホースが長い方が良いです。このあたりのバランスを考えて選びましょう。
電源方式で選ぶ
家庭用の単相100V電源式、業務用の三相200V電源式、充電式の3種類があります。
自宅や事務所などで使用する場合は、単相100Vをおすすめします。電源を取る事が出来ない場所や手軽に持ち運んで使用する場合はやはり充電式となります。
単相100V電源式
家庭の100V電源コンセントで使用できます。基本的には一番一般的なタイプです。
三相200V電源式
工場などの三相200V電源を使用する業務用のタイプとなります。上記の単相100V電源式と比べてパワーがあります。一般の家庭では使用できません。
充電式
バッテリーで稼働するので、パワーに関しては多少控え目になります。
このタイプの高圧洗浄機はタンクと自吸機能を備えている事が多く、充電をしておけば、どこででも洗浄作業する事が出来ます。
吐出水量で選ぶ
吐出水量とは、噴出口から吐き出す水量の事です。この値が大きいほど多くの水を出す事が出来ます。吐出水量は1分間当たりの量で表されます。
家庭用では10L程度までとなります。それ以上になると業務用です。
泥や砂を洗い流す場合などは吐出水量の多い機種がおすすめです。一方、節水を目指す場合は吐出水量の少ない機種がおすすめです。
給水方法で選ぶ
給水方法には、水道直結式、自吸式、タンク式の3種類があります。
また、別売のオプション品を購入する事により、複数の給水方法に対応できる機種もあります。
水道直結式
水道から直接給水する最も一般的なタイプです。水を使用する量も時間も気にする事なく利用できます。もちろん、気にする事が無いと言っても使えば使う程水道代はかかります。
自吸式
風呂の残り湯や雨水などをタンク等に溜めておき、それを給水します。溜まっている水を使いますので、節約になりますし、場所を選ばずに利用出来ます。
タンク式
水道水を本体のタンクに溜めて、そこから給水します。タンク容量によって噴出時間は変わってきますが、短時間であれば本体のみで作業できます。
水道が無い等、水の確保が難しい場所での使用に最適です。
溜めておいた水を使うとなると自吸式かタンク式を選ぶ必要があります。これらの高圧洗浄機を使用する場合は吐出水量の確認が必須です。
1分間に8Lの水を噴出する高圧洗浄機を30分使用する場合240Lの水が必要になります。思っているより水の使用量は多いものです。
メーカーで選ぶ
高圧洗浄機を選ぶ際は、メーカーから選ぶのもおすすめです。代表的なメーカーは次の通りです。
ケルヒャー
ドイツが本社の清掃機器販売会社です。数多くの製品があります。本体の性能も勿論優れていますが、アタッチメントの使用でさらに便利になります。
リョービ
日本が本社の通信電気機器メーカーです。製品の性能が優れています。国内メーカーの製品をお探しの方、性能にこだわりたい方におすすめです。
アイリスオーヤマ
日本が本社の家電をはじめとする生活用品メーカです。
リーズナブルの製品が多いので予算をあまり出せない方や、試しに高圧洗浄機を購入してみたいと言う方におすすめです。
オプション品で選ぶ
いろいろなシチュエーションで使用する事が想定される方は、アタッチメントやオプション品を見てみましょう。
洗車に便利な洗剤が同時に出るノズルやベランダや外壁などを擦り洗い出来る回転ブラシなどがあります。
オプションは最初から付属しているものもありますし、別売りでも多種多様なアタッチメントがあります。
まとめ
今回は高圧洗浄機を持っていた方が良い理由を徹底解説し、それを踏まえ選び方も見て参りました。いかがでしたでしょうか?
高圧洗浄機は本当に便利なものです。自分の用途にあった製品をご紹介した方法で選び購入し時短をして更に楽に掃除をしましょう。