ブロワーって何?使い方と特徴を徹底解説

ブロワーって何?使い方と特徴を徹底解説

ブロワーとは

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引用:Amazon

ブロワーとは強力な風を放出する電動工具です。小型の掃除機のような見た目をしており、公園の落ち葉を一ヵ所に集めて清掃をしている光景などを、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

地面の落ち葉や作業現場の細かいゴミを吹き飛ばしながら一ヵ所にまとめるだけではなく、バキューム機能が付いているブロワーならゴミを回収することも出来ます。

物と物との隙間に入ってしまった細かいゴミをホウキなどで掃除をするのは大変ですが、ブロワーなら手の届かない狭い場所のゴミも風圧で吹き飛ばせます。

ホウキで掃きにくい芝生でもブロワーなら簡単に掃除ができますし、洗車をしたあとに車に付いている水滴を吹き飛ばすときにもブロワーは使えます。

プロの清掃業者が利用するだけではなく、一般家庭の庭や玄関の落ち葉掃除、DIY作業時の清掃作業でも取り入れられている、便利な電動工具がブロワーです。

ブロワーの使い方


ブロワーの使い方は非常に簡単ですが、上手に扱わないとゴミを一ヵ所にまとめるはずが、ゴミを周囲に散らばらせてしまうことがあります。

ここからは、ブロワーの上手な使い方とポイントを解説していきます。

斜め上から風を当てる

キレイにしたい場所や物に対して風を吹き付けていくのですが、風を当てる際にポイントがあります。落ち葉などのゴミを集めるときは、斜め上から風を当てていきましょう。

前方にゴミを吹き飛ばそうとすると周囲に飛び散らせてしまいます。最初は風量を弱めで始めて、様子をみながら作業をしていきましょう。

作業場所に合うノズルを使用する

基本はラウンドノズルという一直線の筒型のノズルを使用します。ブロワー本来の風量を最も発揮できる形状となっています。

他には、ノズルの先端部分がフラット(平ら)になっているフラットノズルタイプがあります。扇状に薄く広がった風が出るため、地面に張り付いた落ち葉を剥がすのに便利です。

使用場所に合わせたノズルを使うことで作業効率を上げられます。

屋内作業では換気をする

ブロワーを使用すると周囲にゴミやホコリが舞い散ります。

外での作業時はそこまで気にしなくてもいいのですが、屋内で換気をしていないと部屋中がゴミやホコリで充満してしまいます。窓を開けて換気をしてから作業に入りましょう。

ブロワーの特徴

特徴と話す作業服の男性

電源の種類「コード式」「充電式」「エンジン式」

ブロワーの電源には「コード式」「充電式」「エンジン式」の3種類があります。

それぞれの電源には、メリットとデメリットの両面がありますので解説していきます。

コード式

ブロワーの電源コードを100Vコンセントに差し込めば使用できるのが「コード式」です。コンセントさえあれば、どこでもブロワーを使用可能です。

メリット
  • 「充電式」はバッテリー切れ、「エンジン式」は燃料切れで作業途中で動作しなくなる恐れがあります。その点、「コード式」は100Vコンセントにつないでおけば動作するので、長時間作業に向いています。
  • 「エンジン式」に比べて騒音が少なく、排気ガスを発生させないので屋内作業が可能です。
デメリット
  • 作業できる範囲が電源コードの届く距離に限られてしまいます。
  • 作業場所が広い場合は、延長コードを別途用意する必要が出てきます。

充電式

脱着可能な充電式バッテリーを電源としているブロワーが「充電式」です。

メリット
  • コードレスなので作業場所を自由に選べます。
  • 「エンジン式」に比べて騒音が少なく、排気ガスを発生させないので屋内作業が可能です
デメリット
  • バッテリーの充電が切れると作業が出来なくなります。
  • 予備バッテリーがあれば長時間作業も可能ですが、その分コストもかかります。
  • 本体にバッテリーを取り付けるため重量が増えています。
  • 「コード式」に比べてパワー不足感があります。

エンジン式

混合ガソリンを燃料とする備え付けエンジンが電源のブロワーが「エンジン式」です。

メリット
  • コードレスなので作業場所を自由に選べます。
  • 「コード式」や「充電式」に比べてパワーがあるのが特徴です。
デメリット
  • 動作中の騒音が大きく、燃料のガソリンの匂いがすることがあります。
  • エンジンが取り付けられているため重量が増えています。
  • 燃料管理が必要なためメンテナンス作業に手間がかかります。

「手持ち型」と「背負い型」

ブロワーには片手で持てるタイプから、背中で背負う大型のタイプのものまであります。

「手持ち型」と「背負い型」のメリット・デメリットを解説していきます。

手持ち型

小型で軽量で手軽に使用できる「手持ち型」のブロワーは、持ち運びも便利でスムーズに使用できます。小型である面はメリットですが、それだけパワーが物足りなくなっています。

ブロワーのサイズや能力が、作業内容や作業場所に適しているのかをチェックしましょう。

メリット
  • 本体が軽量で取り扱いも簡単で、短時間の作業に向いています。
  • 「背負い型」に比べると低価格で購入できるため、一般家庭で使用する場合にオススメです。
デメリット
  • 小型で軽量なため、風圧が足りず大量のゴミを吹き飛ばすことが困難です。
  • 広範囲の清掃作業では、風量が足りず作業効率が悪くなります。

背負い型

大型でパワーがある「背負い型」のブロワーは、大量のゴミや落ち葉を一気に吹き飛ばすことができます。強力な風を放出できるので、広範囲で長時間の清掃作業に向いています。

本体を背負いながら使用するため、頻繁に背負ったり降ろしたりする場合には不便です。ですが、背負っている分、腕や手でブロワーを持ち続けるという負担が軽減されています。

パワーが強力なため「手持ち型」に比べて騒音が大きい製品があります。作業場所や時間帯に注意して使用する必要があります。

メリット
  • ブロワーを背負うため持ち運びがしやすく、長時間作業に向いています。
  • 「手持ち型」よりも大型で風量が強く、広範囲の清掃作業がしやすいです。
デメリット
  • 「手持ち型」に比べて大型で重量があります。
  • パワーが強力なため、動作時の騒音も大きいです。

「バキューム機能」とその他「注意点」

バキューム機能


ブロワーにはゴミを吹き飛ばすだけではなく、集めたゴミを回収するバキューム機能が備えられた製品も存在します。

掃除機のようにゴミを吸引し、専用の集塵袋にゴミを回収していきます。

落ち葉や枝などは、吸引する際にブロワー内で細かく粉砕する機能を持つブロワーもあります。細かく粉砕することで、ゴミの回収効率が上がっています。

ただし、動作時の騒音が大きいためブロワーを使用する時間帯に注意しましょう。

その他の「注意点」
  • ブロワー使用時にゴミや粉塵が舞うため、作業環境の換気を十分にしてください。
  • ブロワー動作時に騒音が発生するので、作業環境に注意してください。
  • 「エンジン式」ブロワーは混合ガソリンを使用するため、燃料を補給作業時に火気を扱わないでください。

まとめ

ブロワーは片手で扱える小型で軽量なタイプから、背中で背負う大型のタイプの製品までありますが、大切なことは使用目的に合わせたブロワーを選ぶことです。

製品ごとに吹き飛ばせる範囲も風量も変わるので要チェックです。家庭で使用するのか業務用で使うのか、用途を十分に検討していきましょう。

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