DIYにも慣れて来た頃に欲しくなる道具と言えば様々なメーカーが出しているエアコンプレッサーです。
圧縮された空気の力を利用し、車や自転車の空気入れやエアドライバーの利用、塗装作業等あらゆる用途に使用する事が出来るツールです。
今回はエアコンプレッサーの活用法を用途別に見ていきます。また使用手順も簡単に見ていきます。是非、最後までご覧ください。
空気入れとして
エアコンプレッサーの用途の中でも特に知られている使い道と言えば、タイヤの空気入れとなります。圧縮した空気を吹き出すので最適な使い方です。
自転車やバイクのタイヤにエアーを入れるには、エアコンプレッサーの先端部分にチャックと呼ばれる工具を接続し、タイヤのノズル部に差し込んでエアーを入れます。
空気圧を確認する事も出来るので、適切な量の空気を入れてタイヤを長持ちさせる事が出来ます。
また、タイヤ以外にもボールや浮き輪、ゴムボートなどにも空気を入れる事も出来ます。
車の整備自体は専門家に依頼していても、タイヤの空気圧を定期的にチェックすると空気圧の減り具合を確認する事が出来ます。
この時空気圧が減っている場合にエアーを入れる事で燃費の向上、乗り心地の改善に繋がります。
自動車のタイヤ交換
続いての用途は自動車のタイヤ交換です。ホイール、タイヤを固定するホイールナットを緩める事が出来ますので、簡単にタイヤの脱着が出来ます。
寒冷地では本格的な冬が訪れる前にスタッドレスタイヤに交換する毎年の作業があると思います。
自動車のタイヤ交換は大きめのホイールナットを緩めたり締めたりの繰り返しとなる為、手動の工具を使用すると、中々の作業となります。
エアコンプレッサーにエアインパクトレンチを接続すれば、ホイールナットの脱着を効率よく行う事が出来るのです。
勿論、十字レンチでも同様の使い道・使い方が出来ますが手間と時間がかかります。
エアインパクトレンチと十字レンチを比べて、一番大きな違いは地面に設置した状態で一度緩めると言う事をしなくても、エアインパクトレンチを使用すればホイールナット緩める事が出来ると言う事です。これは決定的な違いです。
出先に於いては多種多様な使用法のある十字レンチですが、自宅にエアコンプレッサーがあればサッと作業を終わらせる事が出来ますので、エアコンプレッサーに勝る事は出来ません。
勿論、電動インパクトレンチもありますが、エアインパクトレンチの方が大きなタイヤにも対応出来ますし、他の用途にも使用出来ます。
塗装作業
エアコンプレッサーの先にスプレーガンを装着するとネイルアートやプラモデル等の塗装作業にも使用できる他、ブラシを変えれば自動車の塗装作業に使用する事も出来ます。
スプレーガン内部に充填した塗料を均一に吹きつける事が出来ますので手作業で塗るのと比べてムラなく綺麗に塗る事が出来、作業が捗ります。
釘打ち
建築の現場等で大工等の職人さんがパンパンと釘を打っているのを見かけますが、その際に使用しているのが「エアー釘打ち機」です。
エアー釘打ち機は、エアコンプレッサーに釘打ち機を繋いで釘を打つ仕組みです。
近年のDIYブームで職人さんのこの機械を使う姿に憧れて、購入する人が増えています。
農業・園芸に使用
畑で収穫した作物のごみ取りにもおすすめです。狭い隙間でも力強い風を吹き付ける事が可能なので、作物を綺麗な状態で出荷出来ます。
また、圧縮した空気で手が届かない細かい所まで素早く掃除する事が可能なので、コンバインを始めとする農業機械の清掃作業にも使用できます。
ねぎの皮むき・コメの色彩選別等にも使用できます。
各種フィルターの埃取り
エアコンや石油ストーブは、夏や冬に大活躍するアイテムですが、本体の内部に埃の侵入を防止する為に必ずフィルターが付いています。
このフィルターは使用をしていると埃が付着して、これを掃除して取り除かなければなりません。
その埃取りにエアコンプレッサーがおすすめです。圧縮した空気をフィルターに吹きかける事によって、フィルターにこびりついた埃を一瞬で吹き飛ばす事が出来ます。
従来の水洗いだと乾燥までいれると、フィルターの装着まで時間が掛かりますが、エアコンプレッサーを使用すれば5分もあればOKです。
エアコンプレッサー使用手順
使用するエアーツールを予め取り付けます。
コードリールを使用する時には指定された太さや長さを守りましょう。守らないと電圧が低下し故障の原因となります。
コンセントから離れた場所で作業せざるを得ない場合はコードでは無くエアーホースを伸ばしましょう。
スイッチを入れると空運転をします。大き目の音で圧縮機が動き出します。
空気タンクに空気が溜まり、圧力計が上昇していきます。途中で使用開始せず満タンになるまで待ちましょう。
満タンになると自動的に止まります。これでエアーツールが使用できます。
圧力計の目盛りが0.59MPaまで下がると再度モーターが始動し空気を溜めていきます。
エアコンプレッサーは構造的に圧縮したエアーを内部に取り込んでいる機器なので、動作時にトラブルを起こしてしまうと、大きな事故に繋がってしまう事があります。
前記の手順をしっかり守る事は勿論、付属の取り扱い説明書もしっかり読み込み理解して、使用法を守って使用しましょう。
まとめ
今回はエアコンプレッサーの活用法を用途別見て、使用手順も見て参りました。いかがでしたでしょうか?
DIYを趣味としている方には、小さい容量の物でも良いと思うので是非購入をおすすめしたいのがエアコンプレッサーです。
エアコンプレッサーには様々な種類があり比較していくと、きりがありませんが、出来るだけ予算とスペックが合っているものをおすすめします。
エアコンプレッサーが1台あればDIYの幅が広がる事間違いありません。