スポットエアコンって何?特徴と使い方を解説

スポットエアコンって何?特徴と使い方を解説

「スポットエアコンがあれば、エアコン無しでも快適に過ごせる」と言われています。実際にエアコンを設置できない場所には、本機は非常に便利です。

しかし、本機の使い方や仕組みがわからないという声も聞きます。そこで今回は、スポットエアコンの特徴と使い方を解説します。ぜひ最後までご覧ください。

スポットエアコンとは?

ナカトミ(NAKATOMI) ミニスポットクーラー SAC-1800N ライトブルー
引用:Amazon

本機を簡単に言うと、移動式の簡易的な小型エアコンです。壁に据え付ける家庭用のエアコンと違い簡易なので、取付工事は不要です。

通常エアコンを据え付ける事が出来ない場所にも置く事が可能です。電源さえあれば工事不要で簡単に使えるので、屋外や賃貸住宅でも気軽に使えます。

基本的な原理は通常のエアコンと同様で暖かい外気を吸い込んで、内部の熱交換機で冷たい空気に変換すると言う事です。

一方で、エアコンとの最も大きな違いは、室外機が不要という点です。本体から排熱を行うので部屋全てを冷やすには不向きです。

但し、本体の排熱パイプを部屋の排気口に接続し、屋外へ暖かい空気を逃せばこの問題は多少改善されます。

移動式のメリット

移動式という事は大きなメリットの一つです。全ての部屋にエアコンが付いているという事はあまりないでしょう。移動式の本機ならば、部屋を移動する都度持っていけるので1台で済みます。

ガーデニングやガレージで作業する際も、移動式であれば対応できます。仕事場であっても、邪魔になる場合は移動すればいいのです。

小型のメリット

4畳半より狭いスペースで、壁へ据え付ける家庭用のエアコンが見合わない時にも、小型の本機が最適です。小型であればそれほどスペースも必要としないので、多少邪魔になったとしても、暑さをしのげるのであれば許せるでしょう。

簡易で小型な分、冷却能力はそれほど高くないですが、サイズ的なメリットがあります。

スポットエアコンの特徴

局所冷房なので無駄がなく省エネです。また、屋外でも使用可能です。但し、雨天の際は使用できません。

スポットエアコンの用途

  • アウトドアでの暑さ対策に
  • 冷房の効かない厨房などで
  • 屋外作業や工場などの休憩用に
  • 葬祭の受付など

スポットエアコンの仕組み

本機は既出のようにエアコンと同じ仕組みで、熱交換機が付いていて熱い空気を取り込んで冷風を出し、裏側から熱風を出します。そのため、部屋全体を涼しくするには排熱ダクト等を使って熱を外に出す必要があります

解放空間でエアコンの風を人や場所に向けて直接冷やす事が出来ます。エアコンと違うのは、室内機と室外機が一体化なところです。工事の必要がなくどこでも利用可能です。

スポットエアコンの基本的な使い方

体育館

本機の使い方を使う場所ごとに解説します。

倉庫内

倉庫で作業の際に、入り口や窓を開いている状態で冷房機を設置しても、屋外に冷風が逃げてしまい意味がありません。

倉庫内で仕事をしている人を冷やす事が出来る本機であれば、作業中の人が涼しい中で作業が出来ます。本機は局所的に冷房機と同じような冷たい風で冷やす事ができます。

作業場

作業場でもドアや窓などを開けた状態で使用する事が多いと思います。

冷房機を設置したいけど解放空間なので諦めていた。

その時も、本機を利用すると作業中の人を冷やす事が出来ます。しかし、作業場で本機を使用する場合、物が多いので邪魔になるのではないかと悩む方もいます。

本機は壁面設置が可能なので、壁際に機会を置いて使う事も出来ます。

なお、本体から離れた人や物を冷やしたい時には、延長冷風ダクトを使用すれば、冷風を送る事が出来ます。

屋外イベントにて

本機は、電源の確保さえできれば、屋外イベントを山の中であってもしようする事が出来ます。

イベントでお店を出店する場合、調理をする食べ物の販売など、火を使う場合などは焼けつくような暑さの中の作業になる場合があります。そのような場合は、作業中の人を本機で冷やせば快適に作業が進みます。

テナントブースは狭いので、休憩時に涼しい場所で涼みたいという場合は休憩場所に本機を設置して冷やし、快適に休憩時間を過ごす事が出来るようにもなります。

建設現場など

猛暑の中の建設現場では、大量の水分を補給しながらも、休憩中に涼しい風で体を冷やすことも熱中症対策になります。

休憩場所のタープなどのスペースに本機を設置すれば、屋外でありながら冷たい風に当たる事が可能になります。首振り機能もあるので、休憩時間が複数人重なった場合でも快適に過ごせます。

人数が多い時は数台設置すればより効果的です。屋外のタープで本機を使用したいような場合、排熱も気にならずそのまま使用できます。

しかし、テントのように部屋のような状態で冷やしたい場合は、延長排熱ダクトや延長冷風ダクトを上手に利用して使用すると快適に過ごす事が出来ます。

体育館など

真夏の体育館では熱中症対策を考慮しての利用が必要です。換気をした上で暑さ対策を考慮した時、休憩の際に本機を使う事によって冷風を人や物に当てる事が出来ます。

また、本機にはキャスターが付いていますので、容易に移動出来ます。

スポットエアコンの効果的な使い方

本機を使用しても部屋が冷えないという話をよく聞きます。

本機で部屋全体を冷やす事が出来ない理由は、何度も申し上げている通り、スポットエアコン前方からは冷風が出ますが、後方からは排熱風が吹き出し、部屋の温度を上げてしまうのです。

室内に冷気と熱気が混じれば、冷える訳がないですよね。普通のエアコンの室外機は外に排熱していますので、室内には冷風しかきません。だから室内は冷えます。

であれば、本機であってもそうすればいい訳です。これも何度も申し上げていますが、本機に付属されている排熱ダクトと窓パネルを使用し、熱気を屋外に排出する事で、通常のエアコンと同じように室内を冷やす事が出来ます。

一見難しく感じるかもしれませんが、手順としては非常に簡単です。窓にパネルをはめ込み、パネルの排出口に排熱ダクトを挿入すれば完了です。

まとめ

今回はスポットエアコンの特徴と使い方を解説してきました。いかがでしたでしょうか?部屋にエアコンを設置できない人にとっては、本機はまさに救世主と言えるでしょう。

涼しさも申し分ないので、本機が1台あれば夏季を快適に過ごす事が出来ます。今回の記事を参考にして購入を検討してみてください。

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