シーリングガン(コーキングガンとも呼ぶ)は、ひとつ持っておけば家の様々な場所で活用できます。
この記事では、シーリングガンを活用できる3つの場面と、使用方法についてまとめます。シーリングガンを買おうかどうか・・・と考えている方の参考になれば幸いです。
水回り(風呂、洗面台など)の補修
風呂場や洗面台のシーリングは、カビが生えたり剥がれたりすることがあります。また、物を落としたりしてタイルにヒビが入ることもあります。
シーリングガンを活用すれば、上記のような水回りのトラブルを自分で修理できます。手順としては、
- カッターで元のシーリングを剥がす
- シーリングしたい場所の周囲をマスキングする
- プライマー(下地剤)を塗る
- シーリングガンで、シーリングを充填する
- 養生を剥がし、乾燥させる
という順番になります。筆者も自宅の風呂場でシーリング補修をしたことがあります。当時はあまり手順をよく知らず、手順4だけを行いました。
とりあえず補修はできましたが、きれいな仕上がりにはなりませんでした。完成度を考えれば、面倒でも上記の手順は確実にこなした方がいいでしょう。
水回りをコーキングガンで補修する際の注意点としては、
- 十分な乾燥時間を取る
- 防カビ対応のシーリング材を選ぶ
といったことが挙げられます。
壁紙の補修
湿気などの影響で壁紙が浮き、隙間が目立ってくることがあります。特に、壁紙の継ぎ目や部屋のカドは隙間ができやすい場所です。
画鋲の穴や、何かをぶつけた痕が目立って気になることもあります。
こうしたトラブルも、シーリングガンがあれば手軽に補修ができます。壁紙と同色のシーリングを用意し、気になる箇所に塗るだけ。
シーリング材を塗ったあとは、乾く前に手やヘラなどでならして自然な仕上がりにしておきましょう。この際の注意点としては、
- 高所の作業には十分注意する
- シーリングを出しすぎない(余計に汚くなる)
といったことが挙げられます。
外壁のシーリング補修
外壁がサイディングの家は、サイディングボードの継ぎ目にシーリングが施されています。
経年劣化により、ここがひび割れたり剥がれたりすることがあります。最悪の場合、雨漏りの原因となります。
外壁のシーリングも、シーリングガンを使って自分で補修することができます。大まかな手順は、
- カッターで元のシーリングを剥がす
- シーリングしたい場所の周囲をマスキングする
- ボンドブレーカー(下地シール)を貼る
- プライマー(下地剤)を塗る
- シーリングガンで、シーリングを充填する
- ヘラでシーリングをならす
- 養生を剥がし、乾燥させる
となります。そしてこの作業の注意点については、
- 必ず外壁対応のシーリングを使う
- 高所作業には十分注意する
といったことが挙げられます。特に、高所作業でミスをすれば命に関わります。ヘルメットの着用など、必ず十分な安全対策を講じましょう。
また「自分で行うには危険すぎる!」と感じたなら、迷わず業者に依頼しましょう。
まとめ
シーリングガンは、家の中のいろんな場所の補修に活躍します。
シーリングガンを買おうかどうか悩んでおられるなら、ぜひ購入なさることをおすすめします。ひとつ持っておいて損はありません。