ドリルドライバーの特徴とメリットデメリット

ドリルドライバーの特徴とメリットデメリット

DIYや家具の組み立てに欠かせない道具が電動ドライバーです。棚や椅子などを作る際には穴あけやネジ締めの作業がありますが、電動ドライバーがあれば作業が捗ります。

手動では難しいような作業でも電動ドライバーがあれば行う事が出来ます。しかし、初心者が使用法を間違えると、材料を傷つけてしまったり、怪我に繋がる事もあります。

今回は電動ドライバーの中でもドリルドライバーについて特徴や選び方、メリット、デメリットを見ていきます。是非、最後までご覧ください。

ドリルドライバーとは?

ドリルドライバーとは電動工具の一種で、ビットと呼ばれる先端工具を回転させて穴あけ及びネジ締めが出来る電動ドライバーです。

DIYなどの際。基本的な作業が完結できるので、1台持っていれば非常に便利です。

しかし、メーカー各社がいろいろな製品を発売しているので、それぞれの製品の特徴や性能を理解し、自分の用途に適しているドライバーを見つける必要があります。

ドリルドライバーの特徴

特徴と書かれたボードを持つ作業服の男性

穴あけの用途の電動ドリル機能とネジ締め用途のドライバードリル機能を有し、1台で穴あけとネジ締めの作業が出来、繊細な作業に向いています。

他の電動ドライバーと比べ先端部分の回転数が多いので、穴あけ作業に向いています。

機能としては、ねじの締めすぎを防ぐトルククラッチと呼ばれるトルク調節機能が付いているので、6mm程度までの小さめのネジ締め作業に向いています。

本体の表面にあるメモリ付きの数字が刻まれたリングを、回転させる事でクラッチが作動するトルクを設定できます。

構造としては、回転軸をクラッチによりモーターから自動的に切り離す事が出来ます。

この機能がある事により、ネジ山が潰れてしまったり、締めすぎにより対象となる材料がひび割れしてしまう事を防ぐことが出来ます。

先端のドリルビットやドライバービットは交換する事ができ、ドリルチャック能力範囲のビットを取り付ける事が出来ます。

ドリルドライバーの基本性能

性能と書かれたボードを持つ作業服の女性

ビット

ビットとは、ドリルドライバーの先端にセットする工具です。穴あけ用やネジ締め用のビットがあるので、専用のビットを用意してください。
  

トリガー

トリガーは回転を調整するための物です。引くと回転し始め、話すと止まります。引く力の加減で回転速度が変わるので作業時の細かい調整も出来ます。

切替スイッチ

切替スイッチは、ネジを回す方向を切り替えるスイッチです。ネジが回転する方向が変わるので、締め上げだけでなく取り外す事が出来ます。

締める時は右回転(正転)、緩める時は左回転(逆転)で回します。

クラッチ

クラッチはドリルドライバーならではの機能です。クラッチは、一定の力でネジを締めますが、万一ネジが回らない時はモーターが空回りし、ネジの締めすぎ及び材料のひび割れを防ぐようになっています。

変速スイッチ

変速スイッチは、作業に合わせ回転速度を切り替えるスイッチです。

ドリルドライバーはあらかじめ回転速度を高速と低速の2段階で切り替える事が出来るようになっており、高速では締め付けが弱くなり、低速では締め付けが強くなります。

ドリルドライバーの選び方

セレクトと書かれた木のブロック

基本スペック

ドリルドライバーを選ぶ際は、まずは以下の基本スペックを確認しましょう。

  • 穴あけ能力
  • ネジ締め能力
  • 最大締め付けトルク
  • 回転数
  • 本体重量

穴あけ能力及びネジ締め能力は、機種によってそれ程差は出ません。

この中で特に注目する必要があるのは、最大締め付けトルクと回転数です。これらの数値が高ければ高いほど大きな穴あけや、太いネジ締めが楽になります。

しかし、その分工具本体サイズやバッテリサイズ、重量も大きくなります。高スペックの製品を選べば良いという訳ではなく、自分の用途に合った適切な製品を選ぶことが快適な作業につながります。

電源の種類

ドリルドライバーの電源は通常バッテリー式とAC電源式の2種類です。バッテリー式はAC電源式と比較すると価格は高いですが、コードレスの為コンセントの場所に関係なく、手軽に使うことが出来ます。

バッテリー式の電動工具は本体のみで購入可能です。他にバッテリー式の電動工具を持っていて、バッテリーに互換性があれば、共用できるので購入費用は抑えられます。

一方、AC電源式のドリルドライバーは、コンセントが無ければ使用する事が出来ませんが、バッテリーの残量を気にする必要が無く、長時間の作業の際役に立ちます。。

数は少ないですが、乾電池を電源としたドリルドライバーもあります。バッテリー式の製品と比較するとパワーが劣るのは否めませんが、カラーボックスを組み立てたりする程度の作業には十分です。

本体の形状

ドリルドライバーの形状は2通りありピストル型とペン型に分けられます。どちらを選ぶかによって作業性が大きく変わります。

一般的にドリルドライバーの殆どがピストル型です。一般家庭向けの安価なタイプから、プロ用の高価格でハイスペックな物まであります。

ピストル型はネジ締めにも穴あけ作業にも使いやすい形状です。

一方、ペン型の場合はパワーが劣りますので、大きな穴あけ作業には向いていません。反面、軽量でコンパクトなので、狭い場所での作業や上向きでの作業、小さいネジ締めをメインで行う方におすすめです。

コンパクトで使い勝手が良いので家庭でのDIYでも快適です。

チャックの形状

ドリルドライバーのチャックの形状は2種類あります。それぞれ六角シャンク、ドリルチャックと呼ばれます。

六角シャンクのドリルドライバーは殆どの製品がインパクトドライバーと同様に二面幅が6.35mmのピットに対応しています。

ドリルチャックはキー付きのドリルチャックと手締めで交換可能なキーレスチャックに分かれます。殆どのドリルドライバーはキーレスチャックです。

ドリルドライバーのメリット・デメリット

メリットデメリット

ドリルドライバーのメリットを一言で表現すると優しいと言う事です。

クラッチが付いているので、抵抗力が一定以上になると、それ以上力を加えなくなり締め付けられなくなり、初心者の方が使ってもネジを締めすぎたり、先端工具を壊す可能性も減ります。

このメリットが実はデメリットでもあり、設定以上に締め付ける事が出来ません。

まとめ

今回はドリルドライバーについて特徴や選び方、メリット、デメリットを見て参りました。いかがでしたでしょうか?

ドリルドライバーはDIYでも使用頻度の高い工具です。まずは基本性能や特徴を理解し、ご自身の用途やフィット感などを選ぶ基準にしてみて下さい。

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