高圧エアーインパクトドライバーの特徴・使用時の注意点を解説

高圧エアーインパクトドライバーの特徴・使用時の注意点を解説

高圧エアーインパクトドライバーとは

マキタ(Makita) 高圧エアインパクトドライバ 高圧エアインパクトドライバ AD605H
引用:Amazon

高圧エアーインパクトドライバーは、エアーコンプレッサーと接続して、圧縮空気を動力源とし、ネジの締め付けや固定・緩める・外すなどの作業をおこなう空圧工具です。

高圧エアーインパクトドライバーは、建設や建築、整備工場などで使用されていることが多いですが、プロだけではなく家庭にもあるとDIYなどで便利な工具です。

手動でドライバーを回してネジを締めるよりも簡単で、作業時間も大幅に短縮されるので、大型の家具を組み立てるときなどに非常に役立ち、完成品の見栄えや丈夫さも違ってきます。

ちなみに、高圧エアーインパクトドライバーの「インパクト」とは、回転方向に「打撃(インパクト)」を出して打撃力で対象物を回します。打撃力を加えることで対象物であるネジをガッチリと締め付けることが可能となります。

人力ではネジで締め付ける際にパワー不足になる場面で非常に役に立ちます。ただ、逆に繊細な作業をすることには向いていないとも言えます。

作業内容によって手動インパクトドライバーを使うのかを判断していきましょう。

高圧エアーインパクトドライバーの特徴

インパクトドライバ―
イメージ画像

高圧エアーインパクトドライバーの特徴をご紹介していきます。高圧エアーインパクトドライバーは「本体の形状」と「スタート方式」による種類分けができます。

本体の形状の種類は主に3つに分けられます。

①ストレート型
②ピストル型
コーナー・アングル型

です。

①ストレート型

  • 本体の形がペンのようになっています。ストレート型は下向き作業に適しているので、工場の生産ラインなどのネジの着脱作業で用いられています。
  • 小型かつ軽量でペン型なのでハンドリングがしやすいです。
  • 締め付け速度が速く作業性が高いです。
  • 小型ながらエアーコンプレッサーの圧縮空気を動力源としているので、他の電動工具と比較しても十分なパワーがあります。

②ピストル型

  • 一般的な形状で、建築現場や自動車整備工場などで用いられていることが多いです。
  • 横向き・上向き・下向きなど様々な方向でネジ締めをおこなえます。

③コーナー・アングル型

  • ストレート型と似た細長い形状をしています。
  • ストレート型やピストル型では入らない狭い箇所でのネジ締め付け作業で活躍します。
  • 使用頻度は多くないかも知れませんが、サブ機であると便利な工具です。

スタート方式による違いも主に3つに分けられます。

①始動レバー式
②レバープッシュ始動式
プッシュ始動式

です。

①始動レバー式

始動レバーを押すと吸入部にエアーが通り、モーター部が回転して始動するタイプです。

②レバープッシュ始動式

始動レバーを押すとエアーが通り、ビットをネジに押し付けるとビットが回転していきます。

③プッシュ始動式

ビットをネジに押し付けることでエアーが通り、作動します。押し付けるだけで作動するのでレバーを押す負担がなくなっています。

使用時の注意点

ビックリマークが印字されている小さな木材
  • 使用する前にネジの経(mm)を確認してください。
  • ネジの頭には様々な形状があります。プラスネジ・マイナスネジなどの確認をしてから、ネジの頭の形状に合ったビットの種類を確認しましょう。
  • 作業用途に合った本体形状を選んでください。無理やり作業をおこなうと事故や怪我につながります。
  • 高圧エアーインパクトドライバー使用前には必ずエアーコンプレッサーの状態に問題がないか確認してください。
  • その他、注意点については各社メーカーによる注意事項をご確認ください。

まとめ

高圧エアーインパクトドライバーは、エアーコンプレッサーによる圧縮空気を動力源とした強力なパワーによって、手動とは比較にならないスピードで確実にネジの締め付けをおこなえます。

本体形状やスタート方式に種類がありますので、使用用途に合わせた高圧エアーインパクトドライバーをぜひ、ご検討ください。

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