ノックアウトパンチには、様々な種類のカッター(替刃)が存在します。
ノックアウトパンチの中には、最初からカッターが付属している場合もあります。その場合は「わざわざ替刃を買う必要があるの?」と考えるかもしれません。
この記事では、ノックアウトパンチを購入する場合に、他のサイズのカッターも一緒に購入したほうがいいのか?ということをまとめていきます。
結論から言うと「自分の開けたい穴による」ということになります。開けたい穴のサイズや形状に応じた、替刃の選び方をまとめます。
ノックアウトパンチに、カッターをつけて買ったほうがいいのか
カッターが別売りの場合、購入は必須
電動工具のアタッチメントとして販売されているノックアウトパンチは、カッターが別売りの場合があります。例えば、パナソニックやカクタスといった会社のものがこれに該当します。
当然、刃がなければノックアウトパンチは使い物になりません。この場合、カッターを別途購入することは必須です。
カッターが付属するものも、必要に応じて別途購入が必要
ノックアウトパンチの中には、カッターが最初から付属しているものもあります。
しかし、付属カッターのサイズは限られたもの。自分が開けたい穴のサイズに合っているカッターなのか、しっかり見極めることが必要です。
もし付属品で開けられないサイズや形状の穴を開けたいなら、カッターを別途購入する必要があります。
ノックアウトパンチのカッター、サイズの選び方
ノックアウトパンチのカッターには、かなり多くのサイズ展開があります。
例えばパナソニック製のカッターには、調査当時で18種類のサイズ展開がありました。開けられる穴のサイズは15ミリ~104ミリと、かなり豊富な展開です。
サイズが大きくなればなるほど、値段も高くなります。
例えば、前述したパナソニックのカッターは小さいもので6,000円程度。最大径である104ミリのカッターは、20,000円ほどもします。
「とりあえず、いくつかのサイズを揃えておく」ということは、値段を考えるとなかなか難しいもの。
自分が開けたい穴のサイズを把握しておいて、必要に応じて購入する必要があります。
カッターのサイズは、電線管のサイズで表記されることが多いようです。自分が現場でよく使用している電線管のサイズに応じて購入すれば、無駄なくカッターを購入できます。
丸だけではなく、四角穴を開けられるカッターもある
ノックアウトパンチでは、鉄板に丸い穴を開けるのが一般的。電線管を通すことを考えれば自然なことです。しかし、四角い穴を開けられるカッターもあります。
穴のないところに四角の穴を開けられるカッターもあれば、丸穴の隙間や鉄板の端から差し込み、だんだんと四角に切り取っていくカッターもあります。
こうしたカッターを使えば、鉄板をより自由に加工することができます。作業の幅が広がるだけではなく、より効率的に作業が可能です。
まとめ
カッターの付いていないノックアウトパンチを購入する際は、カッターも一緒に購入しなければ使えません。
自分が現場で開けたい穴のサイズや、通したい電線管の径を考えて購入しましょう。
また、元々カッターが数種類付属しているノックアウトパンチでも、自分の開けたい径のカッターが付いているかを確認しましょう。該当するサイズがなければ、購入が必要です。
丸だけではなく、四角く切り取れるカッターも存在します。鉄板の穴開けのバリエーションがさらに広がります。