ダウンライトカッターをひとつ持っていると良い理由

ダウンライトカッターをひとつ持っていると良い理由

ダウンライトカッターとは

ダウンライトカッターとは名前の通り、天井に照明(ダウンライト)を取り付ける際の穴あけに使用する工具です。

メーカーによっては「フリーホルソー」「フリーホールソー」などの名称で販売されています。

ドライバドリルの先にダウンライトカッターを取り付け、回転させながら天井に押し当てるだけ。たったこれだけで、きれいな丸穴が開けられます。

石膏ボード専用の刃と、合板やケイカル板に対応した硬い刃があるので、穴を開けたい材料に応じたカッターを選ぶ必要があります。

ダウンライトカッターを使うメリット

メリット

速く、キレイな丸穴を開けられる

もしダウンライトカッターがなければ、穴を開けたい場所に手で円を描き、引廻しのこぎりで曲線に沿って切る必要があります。

天井を向きながらこのような作業をするのは、非常に難易度が高いものです。

その点、ダウンライトカッターがあれば作業は非常に手軽です。穴あけ箇所の中心さえ割り出せば、あとはダウンライトカッターがきれいな円形の穴を開けてくれます。

穴を開けるための所要時間は、たった数秒。非常に効率的に作業を進められます。

天井から削りカスが落ちるのを防げる

天井に穴を開けた場合、たくさんの削りカスが落ちてきます。自分の顔や体に削りカスが落ちるのも嫌ですが、床に落ちた削りカスは後始末が大変です。

ダウンライトカッターには、防じんカバーが付いています。このカバーが天井から落ちる削りカスをしっかり受け止めてくれるので、自分も現場もきれいに保つことができます。

サイズを調整できる

ダウンライトカッターは、穴開け径や穴開けの深さも調節できます。

状況に応じて柔軟な対応ができるだけでなく、複数の穴あけ用工具が必要ないので荷物を減らすこともできます。

「山落とし」ができるものもある

例えばパナソニック社製のダウンライトカッターには、「山落とし」ができるものがあります。

「山落とし」とは、実際に開けた穴から数センチ分、溝を掘って段を付けること。この段により、照明ユニットが天井からはみ出すことなく収まります。

こうした細かな作業も一瞬ででき、速さだけでなく施工の美しさも実現できるのがダウンライトカッターの魅力のひとつです。

ダウンライトカッターを購入・使用する際の注意点

注意

インパクトドライバーは使用しない

インパクトドライバーは、回転だけでなく振動(インパクト)を加える工具です。

ダウンライトカッターのネジがこの振動によってゆるみ、きれいな穴を開けられない可能性があります。それだけでなく、ダウンライトカッターが故障する原因ともなります。

また、穴をあける面が石膏ボードなどの柔らかい材料の場合には、インパクトドライバーの振動によって割れてしまう可能性もあります。

必ず、ドリルドライバーに取り付けて使用しましょう。

少し値段が高い

サイズやメーカーにもよりますが、ダウンライトカッターの値段は10,000円以上のものがほとんどです。

値段が気になる場合は、ホールソーを購入の選択肢に入れるのもよいでしょう。ホールソーであれば、1,000円台から購入できるものもあります。

ただし、ホールソーは

  • サイズを調整できない
  • 粉じんカバーが付いていない

というデメリットがあります。こうした点を考えるなら、ダウンライトカッターをとりあえずひとつ持っている方が作業の幅が広がると言えるでしょう。

まとめ

ダウンライトカッターを使えば、速く、手軽にきれいな丸穴を開けられます。それだけでなく、周りに削りカスを散らさないので現場をきれいに保てます。

サイズも自在に調整できるのが、ダウンライトカッターの大きなメリットです。硬い刃のダウンライトカッターをひとつ持っていれば、天井にどんな丸穴を開けるときにも柔軟に対応できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA