電動サンダは、短時間でキレイな研磨ができる素晴らしい道具です。この記事では、そんなサンダの活用方法を
- 広い平面の研磨
- 細かい部分の研磨
- 塗装剥がし・磨き上げ
といった、3つのシチュエーション別にまとめます。「これからサンダを本格活用しよう!」と考えている方のお役に立てば幸いです。
テーブルの天板など、広い平面
サンダの効果を一番発揮するとも言える、広い平面での研磨作業。手作業よりも、時間や労力を大幅に節約することができます。
サンダは常に振動していますが、強い力で押し付けると仕上がりが悪くなります。一部分だけが削れてしまい、全体で見れば削りムラが出てしまいます。
できるだけサンダを軽く支えて、全体をまんべんなく研磨するのがポイントです。その際、研磨面は水平になるようにします。
また、サンダにセットするサンドペーパーにも注意が必要です。
初めから目の細かいサンドペーパーで削ると、全体が波打ったような仕上がりになってしまいます。
最初は一番目の荒い「60番」から始め、ついで「100番」→「240番」・・・という風に、サンドペーパーの目を細かくしていくのが、きれいな仕上がりのコツです。
すでに整えられた木材の場合は「240番」などの目が細かいサンドペーパーだけで十分かもしれません。
家具のパーツなど、細かい部分
サンダは、角やスキマ、小さいパーツなど細かい場所の研磨にも威力を発揮します。
研磨面が長方形の「オービタルサンダー」でも細かい場所を研磨できますが、アイロンのように先端が三角になっている「マルチサンダー」ならより細かい場所も研磨できます。
細かい場所を研磨する際には、どうしても1箇所に集中してしまいがちです。しかし、そうすると全体とのバランスがおかしくなってしまいます。
こまめに全体を見ながら、削り過ぎに注意して研磨していきましょう。
サンダにセットするサンドペーパーについては、上で述べたとおりです。「60番」→「100番」→「240番」といった順番で、だんだん細かくしていくとキレイな仕上がりになります。
塗装落とし・磨き上げ
「ランダムサンダー」と呼ばれるタイプのサンダは、振動に加えて回転運動も行います。研磨能力が他のサンダに比べて高く、塗装落としにも用いることができます。
ただし「ランダムサンダー」はパワーが強いので、コントロールに注意が必要です。
少し油断すると研磨しすぎてしまうため、全体とのバランスを細かくチェックしながら研磨していきましょう。
また、この「ランダムサンダー」は先端にスポンジなどを取り付けられるものもあります。これにより、塗装面の磨き上げやツヤ出し作業も行えます。
こちらも、やはりサンダのコントロールには注意が必要です。強い力で押さえつけず、磨きムラが出ないようにまんべんなくコントロールしていきましょう。
まとめ
サンダは非常に便利な工具です。適切に活用すれば、作業能率が上昇するうえに仕上がりもキレイ。文句なしの電動工具です。
しかし手作業よりもパワーがある分、しっかりコントロールすることも必要です。
押さえつけず、全体をまんべんなく研磨し、削りムラに注意しながら使用していきましょう。