サンダを使うときの注意点まとめ

サンダを使うときの注意点まとめ

サンダは木材などを研磨する工具。刃物が付いているような工具よりも、怪我のリスクは低いと言えるでしょう。

しかし、サンダの使い方を誤ると木材を傷つける恐れがあります。当然ながら、いちど削ってしまった木材はもとに戻せないので注意が必要。

また、誤った使い方はサンダ本体にもダメージとなる恐れがあります。

この記事では、サンダを使用する際の注意点をまとめます。これからサンダを使う方・最近使い始めた方のお役に立てば幸いです。

上から押し付けすぎない

サンダ

サンダは小刻みに振動しています。ちゃんとコントロールしなければ、バランスの良い研磨はできません。

しかし、上から強い力で押さえてコントロールするのは逆効果。

サンダを押し付けてしまうと、一部分が集中的に削れます。これが削りムラを引き起こし、全体で見た時に木材が平らに仕上がりません。

また、強い力で押し付けるとサンダが蛇行する原因ともなります。これもまた、削りムラを引き起こしてしまいます。

強く押さえつけると、サンダ本体にも余計な力や振動を加えてしまいます。サンダ本体や、サンダのパーツの寿命を縮める原因ともなります。

サンダの振動をコントロールするためには、サンダを「軽く支える」程度にとどめておくのがいいでしょう。

まんべんなくサンダを動かす

サンダ

木材にガタガタの部分を見つけると、そこだけ集中的に研磨してしまいがち。

しかし、一部分だけを集中的に研磨すると削りムラになります。サンダを広く動かし、全体をまんべんなく研磨するのがきれいな仕上がりのコツです。

その際、木目に沿ってサンダを動かしましょう。木目に逆らってサンダを動かすと、研磨部分がささくれ立つ原因となります。

サンドペーパーを、粗目→細目に交換しながら研磨する

サンダでの木材研磨は、目が粗いサンドペーパー→目が細かいサンドペーパーへと徐々に換えながら行うと仕上がりがキレイになります。

サンドペーパーは、目の細かさを番号(番手ともいう)で表します。番号が大きくなるほど、目が細かいことを表します。

初めは「#120」などの荒い目で表面をならし、その後「#240」ぐらいの粗さで整えるのがおすすめ。

塗装を控えているなら「#400」などを使って下地を作ってやれば、キレイに塗料が乗るようになります。

サンドペーパーの交換が面倒だからと、はじめから細かい目のサンドペーパーを使いたくなるかも知れません。

しかし、そうすると仕上がった時に表面が波打った状態になってしまいます。これを修正して、再び平らな状態にするのは難しいものです。

面倒に思えますが、サンドペーパーを交換したほうがむしろ全体の作業効率を上げることができます。

まとめ

サンダーを上から強く押さえつけるのではなく、「軽く支える」ぐらいの気持ちでそっとコントロールしましょう。そうすれば、木材もサンダ本体も守ることができます。

一部分を集中的に研磨するのではなく、全体にまんべんなくサンダを動かしてやりましょう。全体として整った仕上がりを実現するために重要なポイントです。

少し面倒な気もしますが、サンドペーパーは粗いもの→細かいものへ交換して研磨するのがきれいな仕上がりの近道です。

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