エンジンブロアのメリットデメリットを解説!

エンジンブロアのメリットデメリットを解説

風を吹き出し、落ち葉やゴミ等を集めたり、吹き飛ばしたり出来るブロアですが、他にも掃除や水切りなど様々な使い方が出来ます。

今回はエンジンブロアのメリット・デメリット。また、エンジンブロアの選び方も見ていきます。是非、最後までご覧ください。

エンジンブロアのメリット・デメリット

エンジンブロアのメリット・デメリット

まずはエンジンブロア全体のメリット・デメリットを見ていきましょう。

エンジンブロアのメリット

補給用のガソリンを準備しておけば、長時間の作業も可能です。

また、パワーが強く、作業時間を短縮する事が出来ます。ブロアの中で最も強力で風量も最大です。

コードレスなので作業範囲に制限がありませんし移動もしやすく、取り回しもしやすいので幅広い場面で使用出来ます。

パワーが大きいので、広大な場所で落ち葉やゴミを掃除する場合もあっという間に終わります。

エンジンブロアのデメリット

電動式のブロアと比較し、重厚な機種が多く、燃料分の重さもあるのでその分重さを感じます。

モーターが大きく回転速度も速いので、作動音が大きく重たいのが難点と言えます。

かなりの騒音となりますので、周囲への騒音が気にならない屋外での使用に向いています。

ハンディタイプのメリット・デメリット

ハンディタイプのメリット・デメリット

続いてはエンジンブロアの中でもハンディタイプのメリット・デメリットを見ていきます。

ハンディタイプのメリット

かなりコンパクトで、エンジンを始動後、即使用可能なのがハンディタイプのメリットです。

頻繁に移動をするような作業環境や、作業の合間に掃除を行いたい時にサッと起動し使用できます。ハンディタイプのメリットはまさに機動力です。

ハンディタイプのデメリット

ハンディタイプなので、本体の全てを手で支え続けなければならない事がデメリットです。

エンジンの振動が手に伝わってきますので、長時間連続使用すると疲れやすいです。

また、背負い式と比べて重量の関係から、大排気量のエンジンは搭載しにくいので、風量、風速が小さい機種が多いです。

背負い式のメリット・デメリット

背負い式のメリット・デメリット

ここでは背負い式のメリット・デメリットを見ていきましょう。

背負い式のメリット

背負い式のメリットと言えば、長時間作業を行う場合でも振動や重さによる手の疲労が少なく、ハンディタイプと比べて能力が高い機種が選べる事でしょう。

広い作業場所の場合や一ヶ所で連続して作業を行う場合、大量の落ち葉やゴミ等を吹き飛ばす時におすすめです。

背負い式のデメリット

小回りが効かないと言う事がデメリットです。

「エンジンの始動から背負う、作業、下ろす、エンジン停止」この一連の動きに時間と手間が掛かるため、作業と移動が交互になるような作業には向いていません。

また、エンジン部を背中に背負っているので、夏場の作業の場合暑くなるのもデメリットと言えるでしょう。更に、価格が高いものが多くなっています。

自動車の洗車に使う場合のメリット・デメリット

自動車の洗車に使う場合のメリット・デメリット

エンジンブロアを使うと、洗車の最終工程の拭き取り作業を楽にする事が出来ます。ここでは、洗車に使う際のメリット・デメリットを見ていきます。

自動車の洗車に使う場合のメリット

拭き取り作業時にエンジンブロアを使用すると、拭き取り作業時に、水が垂れてくる事を軽減出来ます。

水垂れはシミ等の原因になり得るので、軽減する事はとても大事な事です。

また、拭き取り作業がしやすくなりますので、作業時間が短くなります。

自動車のボディに触れる事が減りますので、洗車キズを付ける可能性も減らす事も出来るので、洗車の仕上がりが綺麗になる事は勿論、長い目で見てボディの劣化等を防ぎ、綺麗な状態を保たせる事が出来ます。

ホイールやエンブレム、ミラー等、拭き取り難い場所をブローしておくと、水が吹き飛び水分が残る事が防げ、時間の短縮にも繋がります。

ブロアは風量があるので、エアコンプレッサーを使用するよりも早く乾きます。

自動車の洗車に使う場合のデメリット

水を吹き飛ばすのには向いていますが、汚れを吹き飛ばすには風圧が足らない場合があります。

エンジンブロアの選び方

選び方

メリット・デメリットを理解したところで、エンジンブロアの選び方を見ていきましょう。

タイプで選ぶ

ハンディタイプ

このタイプはコンパクトで手軽に使用出来ます。取り回しもしやすいので、短時間の作業や細かい作業にも使用出来ます。

手に持ってスムーズに使用出来ます。持ち運びも手軽に出来ます。しかし、機種によって大きさや重量が違い、能力も差があります。

小さいタイプは、パワーが弱くなり、大量の落ち葉を吹き飛ばすのは難しいです。作業内容や飛ばす落ち葉の量等を考慮し、サイズや能力をチェックして下さい。

エンジンを切っての移動が多い作業や短時間の作業の場合におすすめです。

背負いタイプ

背負いタイプは強力なパワーが売りです。エンジン部とノズル部が分割された形状です。エンジン搭載部を背負い、ノズル部を手に持ちます。

大型で重さもそこそこあるので、頻繁に背負ったり下ろしたりするのには向いていませんが、一気に大量の落ち葉やゴミ等を吹き飛ばす事が出来、広い場所や長時間の作業に向いています。

また、このタイプは本体を背負って使用するので、手荷物部分が軽く、腕や手への負担が減ります。

但し、騒音がかなり大きいので、狭い住宅地等では使用するのが難しいかも知れません。

広範囲に広がっている落ち葉やゴミ等を処理するような、大掛かりな作業に向いています。

公園やゴルフ場等の芝生を刈った後の処理にも大活躍してくれます。高価な物が多い事から業務用として使われる事が多いです。

風速と風量で選ぶ

使用する作業内容に応じて吹き飛ばす対象やその場所も考慮して、風速と風量をチェックします。

風速が高いと言う事は、風が強いと言う事ですので、重い物でも吹き飛ばす事が出来ます。風速は風圧と言う場合もあります。

乾いている落ち葉や砂埃等の軽い物であれば、風速が低くても十分ですが、濡れ落ち葉等の重い物を吹き飛ばす時は、風速の高いタイプを使用したいところです。

また、風量によって、一度に吹き飛ばす事が出来る範囲が変わります。風量が少ないと飛ばせる範囲は狭く、風量が多いと、広範囲で大量の対象物を吹き飛ばせます。

同一スペックで価格が違う理由

エンジンブロアの場合、風量や風速がほぼ同じでも、価格が全く違う場合があります。これは何故でしょうか。

この安価なブロアと高価なブロアの違いは耐久性と快適性の違いとなります。

基本的に、高価なブロアは業務用として作られているので、長時間使用しても疲れにくく、何年も使えるような耐久性の高い製品になっているのです。

一方の安価なブロアは一般向けの物が多く、プロの方が使用するとすぐ故障してしまう場合があるようです。

自宅で年に数回短時間しか使用しないのであれば、安価なモデルで問題ないでしょう。

逆にプロの方が業務用で使用するのであれば、価格が高くても良いものを選んだ方がランニングコストであったり作業効率面でも良いでしょう。

バキューム機能が付いているモデルを選ぶ

ブロアは基本的には風を吹きだすものですが、中にはバキューム機能を備えているものもあります。

集めたゴミ等を掃除機のようにそのまま吸い込み、付属のダストバックに溜めていくので、別にほうきやゴミ袋などを準備する必要が無く便利です。

大量の落ち葉等がある広い範囲で使用する場合は、吹き飛ばして1ヶ所に集め、最後に吸い込み回収できますし、狭い場所で少量の場合は直接吸い込む事も出来ます。

手間が掛からず、作業時間の短縮にも繋がるので、頻繁に作業をする方や広い範囲の清掃をする方におすすめです。

まとめ

今回はエンジンブロアのメリット・デメリット。また、エンジンブロアの選び方を見て参りました。いかがでしたでしょうか?

ブロアは落ち葉やゴミ等を吹き飛ばしたり、洗車の際に水滴を飛ばす等、様々な使い道があります。

バキューム機能が備え付けられた機種など、様々なタイプがありそれぞれ性能や特徴が異なります。

この記事を参考にしていただいて、ご自分に合ったブロアを探して、作業の効率化にお役立て下さい。

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