インパクトドライバーとは電動工具のひとつです。工具のドライバーの一種となります。主にネジを締めたり、穴をあける時に使用しますが、用途は他にもあります。
そこで今回はインパクトドライバーの特徴や使い方、メリット・デメリットを見ていきます。是非最後までご覧ください。
インパクトドライバーとは
インパクトドライバーとはネジ締めを自動で行う電動工具です。ネジを締めるのはもちろん、先端のビット（先端工具）の回転する力を利用して、ネジを緩める事も出来ます。
名前の通りインパクト（衝撃）を与えるドライバーです。しかし、出来る事はそれだけではありません。先端のビットを交換すれば様々な用途に使用できます。
力を必要とする硬い素材に対してでも衝撃を与えながら回転する事によりネジを打ち込み締める事が出来るため、大工仕事や自動車工場でも使われています。女性にも簡単に使用でき、DIYを趣味にされている方にも便利です。
インパクトドライバーの特徴
インパクトドライバーの最大の特徴は他の電動ドライバーと違いハンマーが内蔵されていると言う事です。
ビットが回転する時に同じ方向にインパクト（衝撃）が加わるため、より強い力でネジを締め上げられます。長めのネジや、厚みがあり硬い素材であっても作業する事が出来ます。
また、スイッチを切り替えれば逆方向に回転する事も出来るので、硬くて人力では回せなくなってしまったネジや錆びてしまったネジでも楽に作業する事が可能です。
インパクトドライバーに出来る事
インパクトドライバーはビットを付け替える事によって木材や鉄板などの材料に
- 木材などにネジを打ち込む
- 木材やコンクリートなどに穴をあける
- 木材、金属を研磨する
- コーキング剤を撤去する
などの使い方が出来ます。インパクトドライバーのビットやアタッチメントには各メーカー共通の規格があるので、どこで購入してもどの機種にも使用できます。
インパクトドライバーの使い方
ここではインパクトドライバーの使い方を、一番よく使われるネジ締めを例にして順を追って解説します。
ドリルチャックにビットを入れる
まずはドリルチャックにビットを差し込みます。ドリルチャックの外側をつまみ引っ張り穴にビットを入れます。
回転方向を決める
本体の脇にあるスイッチで右方向か左方向か選びます。
トリガーを引く
トリガーを引くことにより先端が回ります。ビットの先を照らすライトもトリガーを引くと光ります。
ネジを締める
ビットをネジの頭に当て、締めていきます。ネジに対してビットが垂直になるようにしましょう。また、インパクトドライバーは打撃を伴い手に衝撃が来ますのでしっかりグリップを持ちましょう。
手入れをする
使い終わったら、バッテリーやビットを取り外し、乾いた布などで拭いて保管します。
インパクトドライバーのメリット
インパクトドライバーを使用する事によるメリットは以下の通りです。
- 打撃を与える事により、下穴をあける事なくネジを打てます。
- 締め付けのスピードが抜群です。
- 材料が硬く割れにくいものへのネジ締めに最適です。
- 長いネジを締めつけていく事に適しています。
- 固く閉まってしまったネジを緩めたい場合も打撃の効果があるのでやりやすいです。
インパクトドライバーのデメリット
- 回転力以上のパワーで締め付けるので、細かいネジの締め付けなどの繊細の作業には向きません。
- 打撃を与えながら回転するので、どうしても部材が割れやすくなってしまいます。
まとめ
今回はインパクトドライバーの特徴や使い方、メリット・デメリットを見て参りました。いかがでしたでしょうか？
ネジを締める以外の作業も出来、有り余るパワーが魅力のインパクトドライバーです。
1台あれば非常に重宝する電動工具と言えます。大掛かりな作業をする際は持っていたほうが良い工具でしょう。
