高圧エアーインパクトドライバーとは
高圧エアーインパクトドライバーとは、エアーコンプレッサーを動力源とした「エア工具」のひとつです。エアーコンプレッサーでタンク内の圧縮空気を送り、「エア工具」を動かします。
高圧エアーインパクトドライバーでは、ネジの締め付けや固定・緩める・外すなどの作業をおこなえます。建築現場や自動車の整備工場など、様々な場所で使用されています。
「ネジの締め付けや固定程度ならば手動のドライバーで良いのでは？」と、思われるかもしれませんが、高圧エアーインパクトドライバーにしかないメリットが存在します。
本記事では、メリットを紹介しながらデメリットも紹介いたします。高圧エアーインパクトドライバーの購入を検討するときの参考にしていただければ幸いです。
メリットとデメリットは何か？
高圧エアーインパクトドライバーのメリット
①手動よりも優れた作業スピード
高圧エアーインパクトドライバーは、手動のドライバーに比べてネジの締め付けスピードが早く作業スピードを向上させることができます。
また、手動のドライバーよりもパワーがあるため確実にネジの締め付けをおこなえます。
②本体が小型で扱いやすい
高圧エアーインパクトドライバーの形状は主に3種類あります。ストレート型、ピストル型、コーナー・アングル型です。
ストレート型は本体の形がペンのようになっているため片手での取り扱いが容易です。
コーナー・アングル型は、ストレート型やピストル型では作業できない狭い箇所での作業に用いることができます。
また、エアーコンプレッサーを動力源としているので小型ながら十分なパワーを持っています。
③電気を使わないため危険が少ない
電動インパクトドライバーは、使用するときに電気を必要としますが、高圧エアーインパクトドライバーを使用するときに電気は不要です。漏電や感電という事故リスクをほぼゼロにすることができます。
また、エア工具のメリットとして火花が出ないことも大きなメリットです。ガソリンスタンドなどの火気厳禁の現場では、エア工具がオススメです。
高圧エアーインパクトドライバーのデメリット
①ネジの締め付けすぎに注意が必要
高圧エアーインパクトドライバーには基本的にクラッチがありません。
スイッチやレバーを引きながらネジの締め付け具合を調整するため、締め付けすぎるとネジ頭が破損したり、ネジで固定している対象物にひび割れなどが発生してしまいます。
②導入コストが高い
高圧エアーインパクトドライバーに限らないのですが、エア工具の動力源として必要となるエアーコンプレッサーは1台15万円～30万円という価格です。様々な工具がありますが高額な部類に入ります。
ですが、エア工具は電動工具よりもトラブルが起きにくい面があります。長期的に運用していく場合は購入を検討するのも良いと思います。
まとめ
本記事では、高圧エアーインパクトドライバーに関するメリットとデメリットをご紹介しました。
高圧エアーインパクトドライバーは、ネジの締め付け、固定、緩める、外すという作業効率を大きく向上させます。
また、電気を使用しないので事故の危険性を低減するなど安全面のメリットもあります。
導入コストが高いのはデメリットですが、長期的に使用する場合は購入を検討するのをオススメいたします。
メリットとデメリットを比較し、購入を検討するときの参考にしてください。
