真空ポンプは、おもに空調工事などの現場で活用されるもの…と思われがち。
しかし、真空ポンプには様々なバリエーションがあります。現場だけではなく、日常生活でも大いに活用できるものです。
この記事では、真空ポンプの様々な活用法をまとめます。
真空ポンプのパイプクリーナーを、水道関係で活用する
水道管が詰まったら、素人ではなかなか太刀打ちができません。でも、業者に依頼すると修理費が高額。そんなときには、真空ポンプのパイプクリーナーが役立つ場合があります。
2,000円ほどで購入できるこの真空ポンプで、水道管に詰まったものを強力に吸い上げることができます。逆にポンプを押し下げて、排水方向に押し流すこともできます。
この真空ポンプは、長さ50センチ程度と非常にコンパクト。女性にも取り扱いやすいサイズです。
口の部分はラバーカップ状になっていて、取替可能な真空ポンプもあります。水道だけではなく、例えばトイレの詰まりも強力に吸い上げ可能。ひとつ備えておけば、もしものときにも安心です。
真空ポンプでエアコンのドレンホース詰まりを直す
エアコンには、水滴を外へ流すためのドレンホースというものが付いています。ここが詰まってしまい、水漏れトラブルを引き起こすことはよくあります。
水分があって日陰にもなるこのホースは、虫にとって最高のすみか。そのせいで水が流れにくくなったり、最悪の場合には部屋へ逆流したりしてしまいます。
また、ドレンホースの先が地面に付いている場合もあります。そうすると地面から土や汚れが侵入し、エアコンからの排水と混ざって泥となり、詰まりを起こします。
こうした詰まりが原因で、エアコン買い替えを覚悟するケースもあります。しかし、このトラブルも真空ポンプで解決できる場合があります。
ドレンホースの詰まり解消に対応した真空ポンプを使えば、かき出せなかった泥や虫などを強力に吸い出すことができます。たった2,000円程度の真空ポンプが、何万円もするエアコン買い替えを防げるというわけです。
しかし、一点注意が必要です。ドレンホースの詰まりを取る際に、間違ってもポンプを押し込んではいけません。部屋の中に汚れや虫を押し込んでしまうことになります。
食品用の真空ポンプを活用し、鮮度を保つ
食品のための真空ポンプも販売されています。ほとんどが数百円で購入可能。専用の真空パックとセットで活用すれば、高価な機械がなくても真空状態を作り出せます。
真空ポンプで食品を真空状態にしておくことは、多くのメリットがあります。
まず、冷凍の際の「冷凍焼け」をしにくくなり、味の変化を防ぐことができます。また、調味料とともに真空状態にしておくことで、調味料の浸透効果もアップ。しっかり下味をつけることもできます。
ペットボトル用の真空ポンプ
ペットボトルゴミはかさばります。でも、アルミ缶のようにつぶすには固すぎる。そんなペットボトルも、真空ポンプで簡単につぶせます。
数百円で買えるペットボトル用の真空ポンプは、非力な女性でも簡単にペットボトルをつぶせるように作られています。
強力な力でつぶせるので、手で処理した時よりも形が戻りにくいというメリットもあります。
まとめ
真空ポンプは現場だけでなく、日常生活でも大いに活躍します。
今回まとめた活用法に適した真空ポンプは、ホームセンターやネット通販などで手軽に購入可能。気になったものを探してみるのはいかがでしょうか。
