初心者必見!ダウンライトカッターの使い方を徹底解説

初心者必見!ダウンライトカッターの使い方を徹底解説

*今回の悩み人*
『LEDダウンライト設置に伴う天井開口にはダウンライトカッターが便利と聞きまして早速購入しましたが動きません。えっと、電動ドリルドライバーが無いと動かない?そんなの知らないです…』

今回の記事を読めばこんな事がわかります。

  • 初心者が知っておきたいダウンライトカッターの基本的なポイント
  • ダウンライトカッターの具体的な使い方

友人の勧めでダウンライトカッターを購入した今回の悩み人さんですが、とにかく便利と言う事しか聞いていなかったので使い方がサッパリ分かりません。

今回は初心者向けにダウンライトカッターを使用する上で押さえておきたいポイントと具体的な使用方法をご紹介します。この記事を読んで脱初心者を目指しましょう。

初心者が知っておくべきポイントって?

初心者マークと質問のイメージ画像

ダウンライトカッターを使用する上で最低限知っておかなければいけない事がいくつかあり、これを知らないと思っていたように作業が出来なかったり動かす事すら出来ないのでしっかりとポイントを押さえましょう。

① 単体では使用できない

ダウンライトカッター
引用:Amazon

この工具で一番重要なこと、それはダウンライトカッターは単体では動かすことができないという事です。

??『いやいや動かすことすら出来ないとか言ってたけどさ、電動工具なんだからスイッチ1つで動くじゃん…まったく何を言ってるんだか。』

実はダウンライトカッターはアタッチメント系の工具なので電動ドリルドライバーに装着して初めて効果を発揮します。

ですので使用の際は必ず動力となる電動工具を用意しましょう。(知らずにネットで購入し辛い思いをされた方がいるので注意!)

② 専用工具なので出来ることが限られる

ダウンライトカッターはその名の通りダウンライト設置に伴う天井開口に最も特化した構造です。

粉塵や削りカスを最小限に抑えながら素早く開口できる便利な工具ですが、それ以外のことにも使用する場合は別の工具を都度準備しましょう。

つまり丸ノコや各種〇〇ソーのように角材やベニヤ板の直線カット、グラインダーのように研磨するような事は一切できないという事を覚えておきましょう。

??『現場に向かう時ってなるべく荷物を減らしたいんだよな…諦めてそれぞれの工具を用意しますかね。』

③ ダウンライトカッターはパナソニックの製品名である

ダウンライトカッター
引用:Panasonic

おかしいなぁ…ダウンライトカッターで調べるとPanasonicばかり出てくる。

他のメーカーからも同じ用途の製品が発売されていますがそちらはフリーホルソー(未来工業(MIRAI))だったりアジャスト自在錐などと呼ばれているので最初は少し困惑するかも知れません。

ダウンライト用設置工具の特徴として、

  • 円を描くように回転する刃が付いている事
  • 集塵ホールカバーが付いている事

これらが大きな特徴です。(自在錐はホールが付いていない場合が多い)

??『つまりダウンライトカッターを買ってこいと言われたらパナソニック製を、ホールソーと言われたらそれ以外を買えば良いんだね!』

工具の正式なジャンルとしてダウンライトカッターという括りがあるのではなく、あくまで商品名だということを覚えておきましょう。

使い方を詳しく解説 〜使用前の注意点〜

ダウンライト

ここからはダウンライトカッターの具体的な使い方をご紹介します。まずは重要なポイントが多い使用前の注意点を確認しましょう。

注意
  • 高速ドリル、振動ドリル、ハンマードリルで使用しないこと
  • 準備をする時は必ずドリルドライバーから外すこと
  • 濡れるような場面で使用しない、丸洗いは絶対に厳禁!

??『電動工具って相当タフで頑丈に作られてるから防水機能がついてると思いがちだけどこの工具はNGなんだね。粉塵で汚れるから丸洗いするとこだったぜ…』

具体的なメンテナンス方法は使い方の後に説明するので読んでみて下さい。それでは準備をしていきましょう。

① 保護キャップを外し穴径を確認、調整する

  • まず集塵カバーに付いているカバーを外してから本体のハンドルをゆるめて自身が開けたい穴のサイズに設定します。

この時回転刃を支えるアーム部を持ちながら穴径を調整するのですが、センタードリルと2本の主刃が剥き出しとなっているので手に刺さったり指を切ったりしないよう手袋の着用をお勧めします。

② グリップを持ち深さを調整する

この時点ではまだ電動ドライバーに装着しておりません。

  • 本体下部の深さ調整ダイヤルを手前に引っ張りながら回して、穴あけ部材の厚みにセットします。

(ここで言うところの『深さ』と言うのは本体の刃が材料に対してどこまで入っていくのかを指します。この調整を間違えると電線やガス管などを傷つけ大きな事故へと繋がります。)

③ ドリルドライバーに本体を取り付ける

ここまで準備が出来たらドリルドライバーに取り付けます。

  • 取り付け方は通常の方法と同じで、ドリルドライバーのチャックを回してチャック爪を開き本体の主軸(刃の付いてない方)を差し込みます。

しっかりと締め付けて固定し抜けない事を確認してから作業を開始します。

※パナソニック公式インフォメーションによると21.6V 14.4V 12V 9.6V の電動ドリルドライバーを推奨しており、9.6Vタイプを使用するとき本体の発熱に注意するようアナウンスをしております。

④ 開けたい穴の中心にセンタードリルを合わせ、スイッチを入れる

いよいよ穴を開けるのですが、スイッチを全開にしてすぐに開口をするわけではありません。

あけたい穴の中心をセンタードリルで少し切り込み、固定された状態を作ってからグリップ部を持って開口します。(この時ドリルは正転で回します)

開口の際に粉塵が出ますがしっかりと集塵カバーを材料に密着させておけば飛散することはほとんどありません。

ですがどうしても作業の際に粉塵や削りカスがこぼれてしまったりする事があると思うので、不安な場合は養生などの対策をとりましょう。

〜番外編〜 メンテナンス方法について

水洗いNGという文言

先ほどお伝えした通りこの工具は水洗い厳禁ということになっており、誤って洗ってしまい壊れた事例が確認されています。

では粉塵まみれの工具をどうやって掃除するのかというと、柔らかいブラシや布を使って取り除きます。

この時アルコールやシンナーなどの揮発性の高いものは使用しないで下さい。(カバーが変色したり割れたりします)

※可動部に注油することも推奨されてません。ブラシで頑張りましょう。

まとめ

今回は初心者に向けたダウンライトカッターの使い方をご紹介しました。

実は水洗い厳禁だったり電動ドリルドライバーが必須であったり見方によっては初心者向けでは無いように思われますが、使用方法は至ってシンプルですので安心して使用しましょう。

近年は水銀灯の製造、輸入出の禁止による照明のLED化が進み今後もダウンライト工事が絶えず施工されることが予想されます。

この機会に使用方法をマスターして時代のニーズや流行に対して柔軟に対応していきたいものです。

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