*今回の悩み人*
『知人の職人さんに勧められて購入したダウンライトカッターなんだけど、いまいち使いこなせていないんだよな。もしよかったら具体的な使い方というか活用法を教えて欲しいんですわ。』
今回の記事を読めばこんな事がわかります。
- 初心者向けダウンライトカッターのあれこれ
- 具体的なダウンライトカッターの活用法
当工具はその名の通り、ダウンライトの設置に伴う工事に特化した構造となっており他の工具とは違った特徴を持ち合わせています。
しかし専用工具なので明確な使用目的が無いとダウンライトカッターの特徴を100%活かすことが出来ず、結果として物置の肥しとなってしまいがちです。
今回はシチュエーション別に具体的な活用方法を初心者向け解説と合わせてご紹介したいと思います。
①そもそもダウンライトカッターってなんなの?
基礎は知っている熟練の方も復習として確認しても良いですし、そんなこと知ってるから早く活用法を教えて!と言う方は②の項目にスキップして下さいね。
ダウンライト設置の天井穴あけに強い電動工具!
??『すみません…ダウンライトって何ですか?ダウンだから足元を照らしたりするとか?普通のライトとは何か違うのでしょうか。』
ダウンライトとは天井に埋め込まれた照明器具の事を指します。
そのまま設置するシーリングライトや傘がついたペンダントライトとは違い最初から天井に埋め込まれているので、スマートフラットな空間を演出してくれたり省電力なので人気となっております。
そんな良いとこだらけのライトですが、他の照明と違って天井に埋め込む必要があったり一つ一つが小さいので設置の手間が掛かります。
大型商業施設や病院などは数百個を取り付けたり、半端な設置数では無いので、専用工具であるダウンライトカッターを使用すれば大幅に作業効率が上がるというわけです。
②シチュエーション別ダウンライトカッターの活用法とは
ここからは当工具の活用方法を具体的なシチュエーション別にご紹介したいと思います。
購入したは良いけどうまく使いこなせていない方は、下記の項目を参考にして便利なダウンライトカッターをフル活用してみましょう。
ダウンライトに伴う天井の穴あけに
その名の通り、この工具はダウンライトを設置する際の天井開口に大きく役立ってくれます。
先ほどお伝えしたようにダウンライト本体は小さいものが多く、加えて複数設置することが前提となるため、他の照明機器と比べると単純な作業量や手間が段違いに多くなります。
大型商業施設などの照明はダウンライトのみで構成されるフロアがあり、その設置数は多いところで100個を超えるなど半端な作業量ではありません。
たくさんの作業者がいる場合は問題ないかもしれませんが、個人でお仕事をされている方や作業効率を上げたい方は、ダウンライトカッターの導入を検討してみて下さい。
石膏ボード開口時に出る粉塵のストレスを軽減したい時に
照明器具を設置するということは、天井に対して何らかのアクションをするわけですが、作業時にどうしても石膏ボードや木材などの削りカスや粉塵が広い範囲に散乱してしまいます。
この粉塵が思っているより広範囲に飛散するため、その分の養生をしたり床周りにも神経を使わなくてはならず、結果として重労働となりがちです。
新築の現場でしたらさほど気にすることは少ないのですが、既存の住宅にダウンライトを新たに設置する場合は、置いている家具や家電に粉塵がつかないよう細心の注意をしなくてはなりません。
気になることが多くて作業に集中できない、そんな事では良い仕事はできませんので、ダウンライトカッターの出番です。
本体のカップと呼ばれる部分で作業時に出た粉塵や削りカスをしっかりキャッチしてくれるので、今まで掛かっていた養生代や準備に伴う作業時間を大幅に削減してくれます。
一つの開口につき5秒で穴が開けられるので手作業には戻れません。大きい現場ではぜひ持っておきたい電動工具です。
一つの工具を長く使いたい時に
ダウンライトカッターはパナソニックが開発した電動工具です。
国内外問わず他社メーカーも同じ用途の電動工具を発売しており、ご自身の使用環境やバッテリーの互換性などで好みのものを購入します。
モノ作りといえばやはり日本国産製品が安心安全のイメージがあり、アフターサービスやサポート面でも国産を選んでおけば間違いないと言えるでしょう。
このダウンライトカッターを25年前に購入された方はこんなことを話していました。
- 使用頻度が高いのに今まで一度も故障したことが無い
- 25年のうち、刃を数回交換しただけ
- 補修部品も今だに手に入るので安心して使える
??『25年前から使っているの?!モデルチェンジやマイナーチェンジこそされていると思うけど、いまだに修理パーツや部品が手に入るのは長く愛用して欲しいっていうパナソニックの電動工具に対する情熱が感じられるなぁ…』
時代のニーズに合わせて作業できる
コロナをきっかけに注目されているのが『よりシンプルに、コンパクトに。』といったミニマムライフを送る人が増えています。
断捨離や※Less is More といった具合に、余計なものを排除してシンプルに過ごす生活様式が人気です。
これは「少ない方が豊かである」という意味で、20世紀に活躍したドイツ出身の建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉です。
シンプルなデザインを追求することで美しく豊かな空間が生まれるという、建築家としての信念を表した言葉として有名です。
ダウンライトは時代のニーズにマッチしており、シーリングやペンダントより埋め込み型の方がスマートだよね、という需要が増えた為、ダウンライトカッターの導入は先行投資として有効です。
ダウンライトカッターはアタッチメント系の電動工具なので、単独での使用が出来ません。
そのため、使用するときは必ず電動ドリルドライバーをご用意ください。
(パナソニック公式ページでは、充電ドリルドライバー(21.6V、15.6V、14.4V、12V、9.6V)を推奨しております。)
まとめ
今回は天井開口に便利なダウンライトカッターの具体的な活用法をご紹介しました。
ダウンライトは年々増加しており、流行であるシンプルライフやミニマムだけどちょっとオシャレな生活空間を演出するための、重要なアイテムという認識がなされています。
加えて省電力であることやその時のムードや状況に合わせて調光もでき、今後もますます人気が出る照明器具と言えます。
そしてパナソニックは作業者の負担を減らし、作業効率を上げる事を常に考えて商品を開発しており、電動工具への熱量も相当なものだという事がわかりました。
気になった方は是非一度店舗に足を運び、導入を検討してみてはいかがでしょうか。