悩み人Aさん
『実際にジグソーを購入してみた!友人も購入するか迷っているから具体的な特徴やメリットデメリットを教えてって言われたけど一回しか使ってないし…誰か詳しくまとめてー!』
今回の記事を読むとこんなことが分かります。
- ジグソーの特徴やメリット、デメリット
- どんな人に向いている工具か
前回ジグソーを購入し念願のDIYデビューを果たした悩み人Aさん。それを友人に自慢したところ、私も欲しくなったからメリットやデメリットを教えて欲しいとお願いされました。
しかしAさんはまだ一回しかジグソーを使用していないので詳しい説明が出来ません。
今回はジグソーを所持することで発生するメリットやデメリットを詳しくご紹介します。
ジグソーの特徴って?
ジグソーと聞いて最初に思い浮かぶのはパズルではないでしょうか。
特徴的なピースをはめこんで完成させるパズルですが、ジグソー(jigsaw)とは英語で「糸ノコ」のことをいいます。
ジグソーパズルは糸ノコで木の板をカットしてパズルを作った事がその名前の起源とされております。
そして具体的な機能としてこんな特徴があります。
特徴① 4種の異なるカットが可能
電動工具のほとんどは限られた用途でしか使えないのに対し、ジグソー は主に4種類の異なるカットが可能です。
①直線切り
ブレードと呼ばれるノコ刃をミシン針のように上下させて真っ直ぐ切り進み切断する一般的なカット。
②曲線切り
他の工具では中々真似が出来ないジグソーの真髄とも言える代表的なカーブカット。
③傾斜切り
角度固定ネジを調整し刃の角度が変わる事で可能になる斜めカット。
④窓抜き加工
特徴的な細いブレードで正確に窓穴を開けるジグソーの代表的なカット。
友人『ジグソーっていろんなことが出来そうだね!私の用途としては木を切ることだけど金属とかも切れたりする?こないだ釘を打ったら下からはみ出たからカットしたいんだけど…』
特徴② 様々な材質のカットに対応
ジグソーはブレードを変更することで様々な材質をカットできるようになります。
木材はもちろんアルミやプラスチック、ゴム用などのブレードがありDIYの幅が広がります。(※メリットの項で詳しく説明します)
また、同じくカット用でも高速切断用や丁寧仕上げ用など驚くほどの種類が用意されているので自分の用途に合ったブレード選びが出来ることも特徴です。
(どのブレードを使ったらいいか悩んだ時は、購入したジグソーの取扱説明書に推奨ブレードが記載されているのでそちらを参考にしてみて下さい。)
特徴③ オービタル機構を搭載
オービタル機構とは基本的な上下運動に前後の動きを追加した動作の事を言います。
これによりブレード刃が楕円を描くように動くので切り進めるスピードが上がります。
しかし、オービタルを上げすぎると切り口が荒くなるので綺麗に仕上げたい時は数値を小さくするなどの工夫が必要です。
ジグソーのメリット・デメリットとは?
まずは一覧でまとめるとこんな感じです。
- 初心者でも扱いやすい
- ブレードが豊富で色々なものをカットできる
- 曲線が切れる
- パワー不足を感じることがある
- 直線を正確に切るのは難しい
メリット① 初心者でも扱いやすい
ジグソーは学校の授業でも使用するほど簡単に使用でき、初心者でも扱いやすい入門用の工具と言えます。(※誤った使い方をすればどんな工具でも危険です)
その大きな理由として『ブレード刃の場所』に秘密があります。
ジグソーの刃はベースと呼ばれる部分に覆われているので使用中に指などを切ることは構造上難しいと言えます。
加えて本体の出力も他の工具に比べて小さいこと、ブレード刃も細く小さいこともあり比較的容易に扱える電動工具になっております。
とはいえ、ベース部分が正確に材料と面している事が前提なので扱いには十分注意しましょう。
メリット② ブレードが豊富で色々なものをカットできる
特徴の項②でお伝えしたようにジグソーには様々な材質に応じたブレードが用意されてます。
大まかにジャンル分けすると木工用、金工用、サイディング用、プラスチック用、発泡スチロール用などのラインナップがあります。
この他にも用途別で様々なブレードがあり混乱するかも知れませんが、下記の刃が基本となると思うので参考にしてください。
- 木材高速カット用(刃のサイズが大きい)
- 木材仕上げ用(切断面が綺麗に仕上がる)
- 木材挽き回しカット用(細幅なので曲線切りに使用)
- アルミやプラスチックカット用
- ステンレスカット用
- ゴム、革、発泡スチロールカット用 など…
Aさん『色々な刃を取り替えることで手作業での初心者DIYから大きく進化した作品が作れそうね。そういえばジグソーにはもう1つすごい機能があるって聞いたような…』
メリット③ 曲線が切れる
小さな円などを切り抜くような曲線切りはジグソーの得意分野と言えます。
これはブレード幅の狭い曲線挽き用の専用刃を使用することで可能となり他の電動工具ではなかなか真似が出来ません。
色々な切り方ができ異なる素材のカットにも対応出来るので初心者だけでなく職人さんも愛用している人が多く人気の工具ということが伺えます。
ではここからはデメリットもご紹介したいと思います。
デメリット① パワー不足を感じることがある
これに関しては色々な意見がありどのように捉えるか人によって変わります。
つまり、安全性の高さゆえにパワーが物足りないという事ですがどの工具も油断すると怪我をするので気をつけて使用しましょう。
安全性を取るか作業効率を取るかは実際の現場や使用者の熟練度に応じて変わりますので、何事もしっかり確認することが重要となります。
デメリット② 直線を正確に切るのは難しい
この意見も少なからず散見するのですが、ジグソーは万能選手ではありますが専門工具ではありません。
工業用高精度マーカーや直線ガイドツールを使用したり、丸ノコに任せたりと用途をハッキリとさせて割り切って使用する事で快適に作業する事が可能です。
まとめ
今回はジグソーについて詳しくご紹介しました。間違いなく言える事は、DIYや電動工具の初心者には特にオススメできるオールマイティな存在だという事です。
理由は安全性能の高さに加えこなせる事の多さ、手軽さなどが他の工具に比べあたま一つ抜けているという点です。
おうち時間が増えた今、電動工具を導入してモノ作りに没頭してみてはいかがでしょうか。作品をSNSに投稿してたくさんの人に見てもらえるかも知れませんね。