ネジを締めつけの時にあると便利な電動ドライバーですが、その中でも小型で軽量タイプのものを小型電動ドライバーと呼びます。
市販家具の組み立てやDIYに役立ちますが、使い方を誤ると材料を傷めてしまったり、最悪ドライバー本体を壊してしまうこともあります。
そこで今回は小型電動ドライバーの選び方や用途、メリット・デメリットを見ていきます。是非、最後までご覧ください。
電動小型電動ドライバーとは
電動ドリルドライバーの小型になった物が小型電動ドライバーです。
電動ドリルドライバーと同様でトリガーを引くと、先端のビットが回転する仕組みです。正回転と逆回転の機能はもちろんついています。
ビットを変えればドリルにもなります。ペン型や握りやすいコンパクトなタイプが多いです。
組み立て家具やカラーボックスをよく組み立てる方や壁にネジを締めるなどの作業が多い方にお薦めする電動ドライバーです。
小型電動ドライバーの選び方
高い場所や狭い場所で活躍する充電式電動ドライバー
野外や高いところ、狭い場所などで電動ドライバーを使用する際は、コードが届かない、邪魔などで作業効率が下がってしまいます。
充電式であれば、使用場所を選びませんので、とても便利です。
磨き作業や削り作業ではパワーのあるコンセント式
コンセントに繋いで使用するコンセント式の電動ドライバーはAC100Vに繋ぐので大きなパワーです。
先端のビットを磨き用のスポンジやヤスリ機能のあるビットに変えての削り作業などの連続作業には充電切れの心配も無くとても便利です。
但し、小型電動ドライバーのコンセント式は数が少ないので選択の幅はそれ程広くはありません。
六角軸ドライバービットで交換も簡単
電動ドライバーのビット交換の方法は、チャック式とスリーブ式がありますが、小型電動ドライバーの場合はこれらに加え六角軸ビットを磁石で固定するマグネット式もあります。
六角軸ビットを差し込むスリーブ式やマグネット式であれば、抜き差しがワンタッチで出来ますので、初心者でも簡単に交換する事が出来ます。
軽量で持ち運びに便利なコンパクト設計
小型電動ドライバーは、場所を問わず持ち運んで使用できることも魅力です。
片手で作業出来るコンパクトさや、初心者や女性でも簡単に使用できるものがおすすめです。
また、軽量タイプであれば持ち運びにも最適でカバンやリュックに忍ばせておくことも出来ます。
小型電動ドライバーの用途
小型電動ドライバーはサイズがコンパクトなので様々な用途で使用できます。ドライバービットやドリルビットを取り付ける事が出来ます。
小型電動ドライバーは、別売りのアダプターを使用する事により用途が広がります。
ネジ締め
ドライバービットを使用する事によりネジを締める事が出来ます。電動ドライバー同様に様々なドライバービットを使用できます。
トルク調整の機能をつける
トルクアダプターを使用する事により電動ドライバー同様に、最大トルクを設定し、それ以上の力がネジに伝わらなくなるのがトルクアダプターです。
狭い場所でのネジ締め
アングルアダプターを使用します。先端の向きを90度変えて、ドライバーの本体が入らないような狭い場所でのネジ締め等の際に使うアダプターです。
このアダプターを使えば狭い場所でのネジ締めが出来るようになります。
ネジに対して斜めににドライバーを当てる事が無くなるのでネジを傷める事がありません。また、工夫次第で多様な使い道があります。
コーナー部のネジ締め
スミヨセアダプターを使用します。
コーナー部のネジ締め、壁際のネジ締めなど、手動ドライバーを使用しても不可能な部分でも小型電動ドライバーで作業出来るようになるアダプターです。
壁際8mmの位置のネジ締めも可能です。
小型電動ドライバーのメリット・デメリット
小型電動ドライバーのメリット
小型電動ドライバーは、本格的な電動ドライバーと比較すると以下のようなメリットがあります。
- 小型、軽量なので女性や子供でも扱いやすい
- 回転数が遅いので女性や子供でも安心して使用できる
- 本格的な電動ドライバーと比べコンパクトサイズなので狭い場所でも使える
- コンパクト故に携帯性に優れている
小型電動ドライバーのデメリット
- 充電式の場合バッテリー容量が少ない
- 締め付きトルクが小さい為、鉄板に穴をあけたり、タイヤを外すなどの作業は不可
まとめ
今回は小型電動ドライバーの選び方や用途、メリット・デメリットを見てきました。いかがでしたでしょうか?
ホームセンターなどで売られている家具を組み立てる場合は小型ドライバーをおすすめします。一方、本格的なDIYやタイヤ交換など、パワーが必要とされる作業は無理です。
最近では初心者に向いているタイプの電動ドライバーの種類も豊富に売られていますので、是非自分に合ったドライバーを探してみて下さい。