プロの工事現場からDIYまで、幅広く使用される電動工具のひとつに「ディスクグラインダー」があります。
この記事では、
- ディスクグラインダーとは何か
- ディスクグラインダーはどのように使うのか
- ディスクグラインダーはどうやって入手するのか
についてまとめます。
ディスクグラインダーとは?
ディスクグラインダーとは、円盤状の砥石を回転させて使う電動工具です。主な用途は「研削」と「切断」の2つです。
研削
ヤスリ状のディスクを取り付け、高速回転させて接する面を研ぎます。
- 金属のバリを取る
- サビを取る
- 塗装された面をはがす
- 木材の角を丸める
といった場面で活躍します。
切断
カッター状のディスクを取り付け、高速回転させることで硬いものを切断できます。
- 鉄筋の切断
- コンクリートブロック・タイル等の切断
- 金属の溶接面の切断
といった場面で用いられます。
ディスクグラインダーの使い方
ディスク(砥石)をセットする
ディスクグラインダーの先端に取り付けるディスクは、大きくは「研削用」「切断用」の2種類に分けられます。
その中でも、複数の種類のディスクが存在します。用途によってディスクを選び、専用のレンチで取り付けていきます。
実際に使用する
ここからは「研削」「切断」それぞれの作業のコツ・注意点をまとめます。
研削時のコツ・注意点
研削時は、ディスクの角度が研削面の15~30度になるように調整します。ディスクを押し付けるのではなく、表面に当てるぐらいの力加減で使用します。奥側から手前側へ、一定のスピードで動かして研削していきます。
削れた木材や金属等の粉が飛んでくる場合があるので、保護メガネやマスクの着用をおすすめします。
切断時のコツ・注意点
ディスクグラインダーで金属などの硬いものを切断するときには、多くの場合火花が散ります。顔や体に火花が当たらない姿勢を心がけましょう。
切断時には、切断する材料の破片や粉じんが飛び散ります。安全のため、保護メガネやマスクなどを着用することをオススメします。
また、切断面は摩擦で高温になります。切断直後は、切断面に素手で触れないようにしましょう。
ディスクと切断面との接触面積が大きくなると、手元にディスクが強い力で跳ね返ってくる「キックバック」という現象が起こる場合があります。
回転するディスクが身体に触れると大けがをする場合があります。必ずディスクグラインダーは両手で支え、無理な力をかけずに切断するようにしましょう。
ディスクグラインダーの入手方法
ディスクグラインダーは、ホームセンターやAmazonなどのネット通販で購入することができます。値段は安いもので3,000円程度からです。
ディスクに関しても、用途によりますが数百円で購入できます。
ディスクグラインダーをレンタルするという選択肢もあります。
例えばホームセンターのコメリでは、会員向けにディスクグラインダーを含む電動工具のレンタルサービスが展開されています。レンタル料は1日数百円です。
コメリのレンタルサービスは取り扱われていない店舗もあるので、近隣の店舗に事前確認が必要です。
他のホームセンター等でも、レンタルサービスを利用できる場合があります。自分の住んでいる地域の情報を検索してみましょう。
まとめ
ディスクグラインダーは、研削・切断のために使われる電動工具です。
用途に合ったディスクをセットして使います。火花や粉じん、キックバックといった危険に気をつけながら使用しましょう。
ディスクグラインダーは、安ければ3,000円程度で入手することもできます。1日数百円でレンタルできる場合もあります。