高速切断機のメリットデメリットを徹底解説

高速切断機のメリットデメリットを徹底解説

*今回の悩み人*
『高速切断機を購入しようか検討しているんだけど、今のところ丸ノコや別の電動工具を使用していて不便はしていないのですが、導入する事でどんなメリット、デメリットがあるのか詳しく教えてくれませんかね。』

今回の記事を読めばこんな事がわかります。

  • 高速切断機とはどんなものなのか
  • 高速切断機のメリット、デメリットとは

高速切断機を購入しようか迷っている今回の悩み人さん。

ただカットをするだけなら様々な電動工具があるので現在は特別な不満は無いそうですが、高速切断機を導入する事でどのような変化が起こるのでしょうか。

今回は高速切断機を導入することで生じるメリットとデメリットを詳しくご紹介します。同じく購入を考えている人は当記事を参考にしてみて下さい。

そもそも高速切断機ってどんなもの?

▼参考動画


この項目では初心者に向けた高速切断機の基本的な情報をお伝えしようと思います。

高速切断機のことはもう知っているから具体的なメリットとデメリットが知りたい!という方は次の項目にスキップして下さいね。

??『高速で切断する機械、文字だけで想像するとこんな感じか…チェーンソーや丸ノコだって相当なスピードで作業をこなせるけど、高速切断機って一体どんなモノなんだろう。』

高速切断機は金属カットに優れた電動工具

この電動工具は主に水道管や鉄パイプ、ワイヤーロープなどの金属鋼材を高速でカットする電動工具です。

同じような用途の電動工具にはディスクグラインダーなどの研磨切断を得意とするものがありますが、比べてみるとその切断時間は早く、より高精度で綺麗なカットが可能です。

ディスクグラインダーは180mmまでの切断砥石を使って切断を行うのに対し、高速切断機は305mm以上の切断砥石を使用してカットすることが可能なので、より大きく厚みのある材質にもスピーディに対応できます。

また高速切断機には色々な呼び名があり、メーカーによってはライトカッターなどと呼ばれたりします。

ディスクグラインダーとの違い
  • ディスクグラインダーを大きくして卓上用に改良したものが高速切断機です。
  • 高速切断機はブレード刃と材料が固定された状態でカットすることが出来るので、ディスクグラインダーが苦手とするパイプの切断や正確なカットを簡単に行えます。

高速切断機のメリット・デメリット

メリットデメリット

まずは一覧にまとめるとこんな感じです。

メリット
  • 安全な作業ができる
  • 大量の切断作業が必要な現場で大活躍
  • 替刃が安価なのでガンガン使える
デメリット
  • 鉄粉や火花が大量に発生する
  • 本体が大きく重量もある

メリット1  安全な作業ができる

ディスクグラインダーに比べると、比較的安全に切断作業をする事が出来ます。(もちろんディスクグラインダーも優秀な電動工具です)

理由は『バイス』と呼ばれる固定箇所がついており、切断する材料をしっかりと安定させた状態でカットする事ができるからです。

さらに切断砥石(刃)もあらかじめアームで固定されており、上下の決まった動きしか出来ないようになっているので、間に指を入れない限り怪我リスクは限りなく低いと言えます。

メリット2 大量の切断作業が必要な現場で大活躍

現場にもよりますが、同じ長さ、同じ角度でカットした材料をたくさん用意しなければならない場面があります。

高速切断機はカットする刃と固定箇所(バイス)の間が大きく開いており、大きく太い材料でも気にせずセットすることが出来るので、複数のパイプや木材等を一度にまとめてカットすることが可能です。

メリット3 替刃が安価なのでガンガン使える

高速切断機やディスクグラインダーの刃は切断砥石という刃を使用しており、一枚数百円で購入できます。

切断砥石とはたくさんの砥粒を結合剤で結合させた砥石であり、細かな砥石で対象を削り切る切断法は『切削』と呼ばれています。

鋼材で作られたチップソーなどの刃に比べると、砥石の方が安価で手に入るのは容易に想像できるかと思います。

??『仮に355mmの切断砥石と同サイズのメタル刃は一枚数千円〜一万円ほどするよ!』

デメリット1 切り粉や火花が大量に発生する

先ほどお伝えしたように、一般的な鋼材の刃で切断するというよりは砥石を高速回転させて削り切る事になるので摩擦が生じ、結果として大量の火花や切り粉が飛散します。

この火花と切り粉が厄介で、しっかりと対策をしておかないと引火しやすいものが近くにあった場合は引火する危険があったり、可燃性ガスと接触することで火災の危険性があります。

対策としては薄いベニヤ板やダンボールを用いて防いだり、火花カバーを装着して飛散を最低限に抑えることが有効とされています。

デメリット2 本体が大きく重量もある

高速切断機は大きな本体と16kgを越える重量があるため、気軽に持ち運んだり移動して使用したりする事が難しいと言えます。

しかし見方を変えて見ると、割と大きくて高速回転する刃を搭載した電動工具が簡単に動かせるのもどうかと思います。

安定して作業を素早くこなしてくれると考えれば、重さや大きさは安心材料となりますし、充電式のタイプもあるのでご自身の用途にピッタリ合う本体の購入をしましょう。

まとめ

今回は高速切断機の基礎知識やメリットデメリットをご紹介しました。

ディスクグラインダーではまっすぐカットが出来なかったり、正確に切ることが出来ない…そんな時は高速切断機を活用することでより安全で正確な作業をすることが可能です。

また最近ではDIYが盛んに行われており、様々な工夫を凝らした作品を目にします。

ご自宅で高速切断機を用いてパイプを切断し、クランプで組み上げて網を張った自家製バッティングコーナーを作製したり、置き場所に困りがちなタイヤ置き場を作製したり…

一家に一台とはいきませんが、持っておくととっても便利な電動工具のご紹介でした。

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