ダウンライトカッターって何?特徴とメリットデメリットを徹底解説

ダウンライトカッターって何?特徴とメリットデメリットを徹底解説

*今回の悩み人*
『近年は照明のLED化がどんどん進んでいるな。それに伴って天井のダウンライト施工の依頼が増えてきたんだけど、あまりに依頼が増えすぎて作業が大変…穴あけの効率を上げる良い工具は無いかな。』

今回の記事を読むとこんな事が分かります。

  • ダウンライトカッターのあれこれ
  • 主な特徴とメリット、デメリット

LEDのメリットとして主に省電力化や地球温暖化対策、さらには野菜栽培に使用するなど様々な場面で活用されております。

また水俣条約の締結により2021年以降は水銀添加製品の製造や輸出入が出来なくなり、工場や倉庫などで使われている高圧水銀照明をLEDに取り替える動きが大きくなっております。

今回はそんなLED設置に伴う天井開口に便利なパナソニック製電動工具ダウンライトカッターをご紹介します。

そもそもダウンライトって?普通の照明との違いは?

ダウンライト

ダウンライトカッターはその名の通りダウンライトを取り付ける際に役立つ電動工具で、お手持ちの電動ドリルドライバーに取り付けて使用します。(※単体では使用できないので注意!)

天井に直付けする照明やシーリングライトは天井下地材や吊り下げボルトなどに固定するだけで作業が完了しますが、ダウンライトは天井に照明を埋め込むため事前に穴を開けておく必要があるのです。

単純な事ですが、これは後に大きな問題を招きます。

??『いまいちピンと来ないんですが、普通に適当な工具で穴を開ければよくないっスか?一体何が問題なんでしょうか…』

お部屋のメインとなる照明は大体が大きいものになるので1つ取り付けて作業完了となりますがダウンライトは補助的な照明です。

つまり小さい分施工回数が増えてしまうので、病院や商業施設などの大きな建物では100箇所以上の穴を開けなくてはならないのです。

??『とんでもない数、考えただけでクラクラしてきた…そこで専用工具の出番ですね!』

ダウンライトカッターの特徴

ダウンライトカッター
引用:Amazon

ここからは具体的な特徴を詳しく解説していきましょう。

特徴① 綺麗に素早く天井開口が可能

先ほどお伝えしたように大きな施設では100箇所以上のダウンライトを設置しなければいけない現場が珍しくなく、手作業で切っていては日が暮れてしまいます。

ダウンライトカッターは石膏ボードですと1〜2秒で開口することが可能なので作業効率が大きく向上し身体的負担も軽減されます。

また石膏ボードだけではなくベニヤ板やコンパネもカットでき厚さは12mm、穴径はφ200mmまで対応可能です。

(※お手持ちのドリルドライバーの性能によって変動します。)

特徴② 粉塵カバー付きで天井作業が楽に

当たり前のことですが照明を取り付けるには上を向いての作業となります。

ずっと上向きなので腕や首への負担はもちろんですが、切断時に発生する粉塵も心身ともに相当なストレスとなります。

ダウンライトカッターには粉塵カバーがついているので天井開口と同時に粉塵や削りカスをキャッチしてくれるので掃除も楽になりお部屋を汚す心配もありません。

??『作業後の掃除って既に疲れてるし結構しんどいからこれは助かりますね。』

ダウンライトカッターのメリット・デメリット

メリットデメリット

ここからは当工具のメリットとデメリットをまとめましたので下記の一覧をご覧ください。

メリット
  1. 大幅な作業効率の向上
  2. 経費と労力の削減が可能
デメリット
  1. 専用工具なので出来ることが限られる
  2. 持ち運びに難あり

メリット① 大幅な作業効率の向上

この工具の導入動機として最も多い理由は作業効率を上げる事です。

やはり数100個の天井開口となると手作業では不可能というより効率が悪すぎるので、納期はもちろん次の作業を予定している業者さんにまで迷惑をかけてしまいます。

手作業で数時間より専用工具で数分。導入での費用対効果はとても大きいことが伺えます。

メリット② 経費と労力の削減が可能

ダウンライトカッターの特徴②では粉塵カバーが役に立つことをご紹介しましたが、実際には経費と労力の削減が可能です。

作業では新築だけでなく既築建物のライトを設置加工することがあり、家具や床面を汚さないよう養生テープでカバーする必要となります。

しかしこの工程を省略できる事で余計なテープ代と労力が削減でき掃除も最低限で済むので、身体にもお財布にも優しい電動工具と言えます。

??『見習いの時は養生テープ貼り担当だったけど、しっかり貼らないと剥がれたりして地味に大変なんだよな…』

続いてデメリットのご紹介です。

デメリット① 専用工具なので出来ることが限られる

専用工具に専用の事しかできないと言うのは元も子もないだろっ!と怒られるかも知れませんが、逆に言うとダウンライトの天井開口はこの工具さえあれば完璧にこなせます。

荷物や工具を少しでも少なくしたい方はしっかり検討してから購入する事をお勧めします。

デメリット② 持ち運びに、やや難あり

どの工具もある程度取り外しやパーツを脱着することで持ち運びやすいサイズとなりますが、粉塵カバーは折り畳んだりしてサイズダウンさせることが出来ません。

しかし作業の効率が上がりすぎてこの工具を手放せない、これ以外考えられないという方も居るので、サイズなどは全く気にならないくらい便利な工具ということが伺えます。

まとめ

今回はダウンライト設置に伴う天井開口に便利な電動工具をご紹介しました。

天井への作業というのは予想以上の重労働です。1つの穴だけならまだしも数100個のライトを設置するような現場では大いに活躍してくれることでしょう。

養生の手間が省ける点もポイントです。一人で養生テープを貼り墨入れをして開口を始めるとなると、テープ接着面のゴミを落としたり細々した作業で結構な時間を要します。

少しでもコストを削減したい方、また身体的にも楽に仕事を進めたい方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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