DIYや建築現場などで大活躍のドリルドライバーですが、様々なデザインや機能性を持った商品が販売されており、使う人の好みに合った商品を見つける事が出来ます。
そこで今回はドリルドライバーの中でもスティック型ドリルドライバーの特徴や使い方などを徹底的に解説していきます。
是非、最後までご覧ください。
スティック型ドリルドライバーとは
スティック型ドリルドライバーは棒のように伸ばせるドリルドライバーです。ペンドリルドライバーと呼ぶ事もあります。
小さいネジを締めつけるのに最適な工具となります。通常は折り曲げた状態で使い、ホルダーに収納する時に伸ばす事が多いです。
スティック型ドリルドライバーの用途
7.2Vのスティック型ドリルドライバーはプロの方がよく使われています。
電気工事関係や精密機器の組み立て、機械設備などのメンテナンスなどに使われています。
スティック型ドリルドライバーのパワー
この電動ドライバーのパワーはスクリュードライバーと比べ少し強い感じです。ピストル型のドリルドライバーと比べるとかなりパワーが劣ります。
しかし、家庭でねじ止めなど使う分にはちょうど良いパワーです。また、精密機器やPC、おもちゃ、家電などを分解する際にはちょうどいいパワーです。
スティック型ドリルドライバーの特徴
主なメーカー
- パナソニック
- マキタ
- Hikoki(旧日立工機)
- RYOBI
クラッチ機能
クラッチ機能と言うのは細かいトルク制御が出来る機能で、締める力を細かに設定できます。クラッチ機能はスティック型に限らず、基本的にドリルドライバーにはついているものです。
クラッチの数は各メーカーとも21段となっています。21段階の強さでネジを締めつける事が出来ます。
オートストップ機能
オートストップ機能とは何かというと、設定したトルクに達したら自動的に電源が切れる機能です。
但しこの機能は全てのスティック型ドリルドライバーに搭載されているわけでは無く、高性能なモデルにのみ搭載されている機能です。
前項のクラッチ機能の高級版と言ったようなものです。クラッチの作動時に回転が停止します。空転する訳では無く停止するのです。
素早くネジ締めをし、ぴたりと止まるので、精密な作業であるネジ締めを効率よくこなせます。
締め付け能力
締め付け能力は各メーカーM5までとなっています。
ネジはネジのサイズによって締め付けトルクの規定値と言うものがあり、その規定値に沿ったトルクがM5になっています。
サイズ及び重さ
- 長さ…260mm~310mm
- 高さ…130mm~150mm
- 重量…450g~650g
電動工具としては小さめです。重量も軽いので腰道具に差して使う事も可能です。
切り替えスイッチによるスピード調整
使用する場面によって低速、高速のスピ-ド調整が可能です。
- 低速:0~200・300回転/分
- 高速:0~600・650・900回転/分
無段変速ですので、レバーを押した分だけ回転速度が変わります。
バッテリサイズ
- 7.6V
- 3.6V
- 2.4V
上記の3種類のサイズがあります。3.6Vと7.6Vの2種類がリチウムイオン電池となっています。
購入する時は、リチウムイオン電池を購入しましょう。リチウムイオン電池は放電しにくい特徴となっています。
自然放電しにくいので、久しぶりに使用する際にも充電切れと言う事が少なくなっています。
チャックサイズ
6.35mmのビットを取り付ける事が出来るようになっています。6.35mmのビットであれば何でも取り付け可能です。
スティック型ドリルドライバーの使い方
ここではスティック型ドリルドライバーの使い方を見ていきます。機種により多少の違いがありますが、基本的な使い方はどの機種でも同じです。
バッテリ装着
まずは本体にバッテリを装着します。バッテリの向きを間違わないように装着してください。ちなみに外すときは、バッテリの横のボタンを押しこみながら抜きます。
ロックボダン解除
本体の上部にあるロックボタンを解除します。これを忘れると動作しません。
ビット装着
スリーブを引きながら、ビットを差してスリーブを戻します。作業に合ったビットを装着します。外すときはスリーブを引きながら、ビットを外します。
スピードを選ぶ
低速と高速の2段階になっています。お好みの速度に合わせてください。
トルク調整
最低が1、最大が21になっています。
本体を持つ
ピストル型、ストレート型持ちやすい持ち型で持ちます。通常はピストル型で持ち、奥の場所で使用する時にストレート型で持ちます。
ネジを締める
回転方向のスイッチを締める方に合わせ使用します。
まとめ
今回はスティック型ドリルドライバーの特徴や使い方などを徹底的に解説して参りました。いかがでしたでしょうか?
小さいネジなどの締め付けや配線器具の取り付けに便利な工具です。
ホームセンターなどのDIYコーナーなどにスティック型ドリルドライバーが置いてあるでしょうから、是非一度ご自身で手に取ってご自分にあった機種の購入を検討してみて下さい。