高圧仕上げ釘打ち機の特徴と使い方と注意点を解説

高圧仕上げ釘打ち機の特徴と使い方と注意点を解説

高圧仕上げ釘打ち機は、おもに内装関係の現場で活躍する工具です。

この記事では、高圧仕上げ釘打ち機の特徴・使い方・使用時の注意点についてまとめます。これから高圧仕上げ釘打ち機の使用を考えておられる方の役に立てば嬉しいです。

高圧仕上げ釘打ち機の特徴

HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 高圧仕上釘打機 NT55HM2
引用:Amazon

高圧仕上げ杭打ち機は、「仕上げ釘」と呼ばれる釘を打ち込むための機械です。

「仕上げ釘」とは、おもに建物の内装で用いられる釘のこと。釘頭の直径が2ミリほどの細い釘で、内装の材木に合わせて色がついている場合がほとんどです。

こうした細い釘はかなづちで打ち込むことが難しいため、仕上げ杭打ち機を使用して打ち込んでいきます。

高圧仕上げ釘打ち機は、空気圧の力で釘を打っていきます。エアーコンプレッサーに接続して使用しますが、必ず「高圧」の空気圧に対応したエアーコンプレッサーを使わなければなりません。

「常圧」と呼ばれる空気圧を使ったエアーコンプレッサーには対応していないので、注意が必要です。

高圧仕上げ釘打ち機の使い方

how to use

エアーコンプレッサーに接続する

高圧仕上げ釘打ち機を、「高圧」に対応したエアーコンプレッサーに接続します。

コンプレッサーに接続して空気圧が入ったとき、もしトリガーが引かれていたら事故に繋がる恐れがあります。エアーコンプレッサーと接続する前に、必ずトリガはロックしておきましょう。

釘(ネイル)をセットする

大抵の場合、釘は高圧仕上げ釘打機が指定しているメーカーのものを使うのが基本です。

たとえサイズが適合していても、メーカーによって釘の微妙な誤差があるからです。これが高圧仕上げ釘打ち機の詰まりを引き起こす場合があります。

釘を打ち込む

高圧仕上げ釘打ち機は、先端に安全装置が付いています。先端をしっかり打ち込み場所に押し付けることで安全装置が外れ、釘を打ち込むことができます。

トリガを引く際、高圧仕上げ釘打ち機の固定が不十分だと反動に負けてしまうことがあります。きれいに釘が打てないだけでなく、釘が跳ね返って飛んでくる可能性さえあり大変危険です。

高圧仕上げ釘打ち機を両手でしっかり押さえ、確実に釘が打ち込めるようにしておくことが必要です。

高圧仕上げ釘打ち機を使用する際の注意点

attention

保護具を着用する

上の項目でも挙げましたが、打ち損じた釘が自分に向かって跳ね返って来る可能性があります。

目を守るための防塵ゴーグルなど、保護具をつけて使用することが大切です。

エアホースに注意する

エアーコンプレッサーから伸びるエアホースは、自分や他の作業者がつまづく原因になります。とりわけハシゴなどに引っかかった場合、大事故に繋がる可能性もあります。

エアホースの取り回しには常に気を配り、邪魔にならないようにする必要があります。

安全装置を過信せず、常に誤作動を防止する

たいていの高圧仕上げ釘打ち機は、面に押し付けなければ釘を打ち込めないようになっています。

それでも、万が一誤って釘を打ってしまう事故が発生するかもしれません。自分や他の人に当たってしまったら大変なことになります。

使用しないときはトリガーをロックしておくなど、常に誤作動を防止するために気を配っている必要があります。

まとめ

高圧仕上げ釘打ち機は、「仕上げ釘」と呼ばれる釘を打ち込む機械。内装工事の際に活躍します。

「高圧」に対応したエアーコンプレッサーに接続して使用します。反動に気をつけ、高圧仕上げ釘打ち機をしっかり両手で支えて打ち込みましょう。

空気圧を利用して釘を打ち込む特性ゆえに、誤って釘を発射してしまうと大事故にも繋がりかねません。自分や他の人を守るため、常に安全に気を配って使用することが大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA