ガスピン打ち機って何?使い方と特徴を徹底解説

ガスピン打ち機って何?使い方と特徴を徹底解説

ガスピン打ち機とは?

マキタ(Makita) コンクリート用ガスピン打ち機 GN420C
引用:Amazon

ガスピン打ち機とはコンクリートや鋼材に釘を打ち込むときに使用する電動工具です。空気とガスの混合物を燃焼させてピストンを押し出すことにより釘を打ち出します。

ガスピン打ち機の製品名称は、各メーカーによって違いがあり「コンクリートネイラ」「ロール釘打ち機」と呼ばれている場合があります。

ガスピン打ち機は主にコンクリート施工時の作業に用いられています。配管やレール敷設などにガスピン打ち機が活用されているのが一般的です。

ランナーやH形鋼などの汎用的な資材の留止めならば、どんなガスピン打ち機でも対応可能です。

ガスピン打ち機の特徴

特徴と話す作業服の男性

打ち込み対象物

ガスピン打ち機は、さまざま対象物への打ち込みが出来ます。

外装・内装・下地・フロア・鋼板・コンクリート・石膏ボード・サイティングなど機種によって違いますので、カタログをしっかりとチェックしましょう。

釘の種類

さまざまな対象物に打ち込めるため、それに対応した多くの種類の釘が存在します。打ち込める釘の種類は連結方法と釘の種類で変わってきます。

ガスピン打ち機の性能によって、「打てる釘の長さ」や「打てる釘の種類」が変わりますので購入前にしっかりと把握しておきましょう。

釘の連結方法の種類

ロール釘

鉄のワイヤーで釘が連結されています。ロール状になっており、巻き方に以下2種類があります。

  • 釘をまっすぐに立てた巻き方の釘
  • 釘を斜めに倒した巻き方の釘
シート連結ボード釘

プラスチックのシートで連結された釘です。こちらもロール状に巻かれています。ロール釘と同じように、まっすぐに立てた巻き方の釘と斜めに倒した巻き方の釘があります。

釘の種類

釘の種類は数が多いため主に使用されている釘を紹介します。

N釘
JIS規格に定められた釘です。幅広い分野で用いられている汎用釘となります。
N釘
JIS規格に定められた釘です。幅広い分野で用いられている汎用釘となります。
CN釘
JIS規格に定められた釘です。2×4材用の太めの釘になります。強度があるためツーバイフォー工法で使用されています。
BN釘
JIS規格に定められた釘です。2×4材用の細めの釘になります。
GN釘
JIS規格に定められた釘です。石膏ボード用の釘になります。
コンクリート釘
コンクリートに打ち込む際に使用する釘です。
サイティング釘
サイティング(外壁)に打ち込む際に使用する釘です。
鋼板用釘
鋼板に打ち込む際に使用する釘です。

ガスピン打ち機の種類

ガスピン打ち機は、高圧釘打ち機と常圧釘打ち機の2種類があります。それぞれの特徴を紹介いたします。

高圧釘打ち機

現在では高圧が主流とされています。常圧用と比較して小型で軽量でハイパワーで安定した打ち込み力があります。反動も少ないのもメリットです。

常圧釘打ち機

高圧用に比べて打ち込みの反動が大きいのですが、本体の価格が安いというメリットがあります。

太くて長い釘を打ち込むときはパワー不足ですが、それらの釘を打たない場合は購入を検討しても良いかと思います。

ガスピン打ち機の使い方

使い方と話す作業服の男性
STEP.1
本体に給油をする
10~15摘の油をエアホースの取付口から入れてください。さび止めのために、作業後も給油してください。
STEP.2
釘を装填する
作業の用途に合った形状・寸法の釘を本体のマガジンに装填してください。
STEP.3
エアホースを接続する
本体のエアプラグにエアホースのエアソケットを差し込みます。
STEP.4
ロックレバーを「フリー」の位置にする
ロックレバーを回して「フリー」の位置に合わせてください。
STEP.5
釘を打ち込む
釘を打ち込むところに射出口を軽く押し当てて引き金を引きます。

ガスピン打ち機の注意点

作業服の男性が手の平を前に出して注意を促す様子

ガスピン打ち機単体では使用ができません。コンプレッサーとエアホースを忘れずにご準備ください。

コンプレッサーにも種類、性能の違いがありますので最適なコンプレッサーをご用意ください。

ガスピン打ち機を使用する際は、取扱説明書に記載されている注意事項をしっかりと確認してください。

無理な使い方をすると思わぬ怪我や事故につながる可能性があります。

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