ソファの布地の張り替えからガーデンラティスの作成、大規模な外装工事にいたるまで、タッカーはさまざまなシーンで活躍しています。
今回の記事では、たくさんの種類のタッカーの中でも「電動タッカー」に焦点をあてて、メリットとデメリットについて徹底解説していきます。
- 「手動のタッカーをすでに持っており、電動タッカーに興味がある」
- 「部屋のリフォームしようと思っているが、どんな工具が必要なのかわからない」
- 「そもそも、電動タッカーってどんなもの?」
こんな方はぜひ今回の記事を読んで、電動タッカーの特徴を理解しましょう。
電動タッカーは使いこなせれば作業の効率を大きくアップしてくれる便利な工具。興味がある方はぜひ使ってみましょう!
電動タッカーとは?知っている人もおさらいしよう
電動タッカーとは、文字通り、電圧の力で「ステープル」と呼ばれるホチキスの芯のような釘を打ち込む工具です。
ステープルは「コの字」の形状をしているため、2本の釘でしっかりと木材などを固定することができます。
ほかのタッカーとの違い
手の力で押し込む「ガンタッカー」や、金槌のように振り回して打ち込む「ハンマータッカー」と違い、電動タッカーはトリガーを引くだけで簡単にステープルを射出できます。
電動タッカーにも種類があり、数年前まではコンプレッサーとセットで使う「空圧式タッカー」が主流でした。
近年のバッテリーの進化によりパワー不足が解消され、現在は取り回しのしやすい「充電式タッカー」が広く普及しています。
電動タッカーのメリット・デメリットとは?
電動タッカーの概要について、なんとなく理解していただけたでしょうか?続いて、より具体的に電動タッカーのメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット1:作業するスピードが速い
電動タッカーを使えばトリガーを引くだけですばやくステープルを打ち込めるので、作業のスピードが格段に速くなります。
外装のリフォームや大型のラティス作成など、大量のステープルを打つ必要がある方にはもってこいですね。
メリット2: 作業の疲労を減らすことができる
長時間作業する場合、ガンタッカーやハンマータッカーではどうしても手が疲れてしまいますね。たびたび休憩を挟む必要があるので効率的とはいえません。
疲れがたまると集中力も低下してミスも増えてしまうものです。電動タッカーならバッテリーの力でステープルを打ち込みますので、作業による疲労を軽減することができます。
メリット3: 固定力が非常に強い
一般的な釘と比べて、2本の釘が対象物を支えるステープルの「コの字」形状は固定力が非常に強いという特長があります。
日常的に負荷がかかるバイクのシートや椅子の布地、剥がれてきてはいけない防水シートの貼り付けなど、固定力が必要な場面では電動タッカーが活躍しますね。
デメリット1:釘の打ち込み跡が目立つ
対するデメリットのひとつとして、釘の打ち込み跡が目立つという点が挙げられます。
ステープルの独特な打ち込み跡は遠くから見ても目立つため、自然な仕上がりを求める場合には「仕上げ釘」と呼ばれる目立たない釘を使う方がよいでしょう。
デメリット2:収納場所が必要になる
ガンタッカーやハンマータッカーに比べて、電動タッカーはかなり大型であり、重量もそれなりにあります。
そのため、しっかりした収納棚などで保管するのが好ましいでしょう。賃貸住宅などで収納スペースに余裕のない方は、今いちど購入予定のタッカーのサイズを確認してみましょう。
デメリット3:導入コストが高い
バッテリーを使用する電動工具である電動タッカーは、手動のガンタッカーなどに比べて価格もかなり高価になります。
電動タッカー以外にも工具を買い揃える必要がある方にとっては、導入コストの高さはデメリットであると言えるでしょう。
まとめ:電動タッカーの特徴を理解して便利に活用しよう!
ここまで、電動タッカーの特徴、メリット、デメリットについて解説していきましたが、いかがだったでしょうか?
あらためてメリットとデメリットを以下にまとめておきます。
- 作業するスピードが速い
- 作業の疲労を減らすことができる
- 固定力が非常に強い
- 釘の打ち込み跡が目立つ
- 収納場所が必要になる
- 導入コストが高い
以上を考慮すると、簡単なDIYや補修作業だけであれば、ガンタッカーやハンマータッカーを選択するのもひとつの考え方だと言えます。
今後も本格的に外装作業などのDIYを極めていきたい方や、プロとして仕事で使うタッカーを探している方には、電動タッカーがおすすめです。
用途や収納スペース、予算に合わせて、自分にとって最適なタッカーを選ぶことが肝心ですね。便利な工具を活用してDIYをより快適にしていきましょう!