エアハンマは、空気圧を用いて効率よく作業ができる工具です。
この記事では、エアハンマの特徴・使い方・注意点についてそれぞれまとめます。エアハンマの使用を検討している方・使用を始める方のお役に立てば嬉しいです。
エアハンマの特徴
エアハンマは、振動による衝撃で打撃を与えるための道具です。
エアハンマはエアーコンプレッサーと接続し、空気圧で「チゼル」と呼ばれる先端を振動させます。内部のピストンが運動するため、チゼルを高速で小刻みに振動させることができます。
主に使われるのは、コンクリートや石を砕く・削るといった作業。総称して「ハツリ」と呼ばれることの多い作業です。
その他にも、金属のサビ落としやバリ取り、ネジの切断等にも用いることができます。
先端のチゼルは、様々な形状が存在します。例えば、鉛筆状に尖っているものやマイナスドライバーのような平たいものもあります。作業に合わせて交換することができます。
エアハンマの使い方
チゼルを取り付ける
これから行う作業に合わせて、エアハンマに適切なチゼルを取り付けます。「チッパスプリング」という、バネのようになっているパーツでチゼルをしっかりと固定していきます。
エアーコンプレッサーにつなぐ
ホースを使い、エアーコンプレッサーにエアハンマを接続します。作業途中に空気漏れがないよう、確実に取り付けます。
圧力の調整
機種によって異なりますが、エアハンマには振動の強さを調整するツマミが付いています。作業内容に合わせてつまみを調整し、作業します。
エアハンマを使用する際の注意点
粉塵から身を守る
エアハンマで「ハツリ」を行う場合、コンクリートや石は細かく砕けます。目に入ったり鼻で吸ってしまったりすれば、身体を傷つけてしまいます。
防塵ゴーグルやマスクなどの保護具を適切に用い、粉塵から身を守る事が必要です。
ちょうどいい空気圧を保つ
コンプレッサーからは、強力な空気圧が出てきます。エアハンマをコンプレッサーから切り離す際など、取り扱いに注意しなければケガの原因になります。
空気圧を適切に制御し、安全を確保することが求められます。
チゼルで怪我をしない
チゼルには、鉄や鋼を削り取るために刃物状になっているものがあります。
エアハンマをコンプレッサーから切り離していても、チゼルを触るとケガをする恐れがあります。特にチゼルを交換する際には気をつけましょう。
まとめ
エアハンマは、エアーコンプレッサーの空気圧を利用して衝撃を与える道具。特に砕いたり削ったりする「ハツリ」と呼ばれる作業を効率よく行えます。
エアハンマを仕えば、非常に強い力で作業を能率よく進められます。しかし、身を守るためにはいくつかの注意点もあります。
粉塵やチゼルでのケガには十分気をつけながら、作業を行っていくことが必要です。
それと同時に、エアーコンプレッサーから発せられる空気圧は強力です。エアーコンプレッサー周りの作業を行う際は、しっかり安全に気を配りましょう。