電動ポリシャーのメリットデメリットを解説

電動ポリシャーのメリットデメリットを解説

*今回の悩み人*

『電動ポリシャーがとても便利だよ!って友人が勧めてくるんだけど、研磨する電動工具ならサンダーとかグラインダーで良くないっすか…?いまいち必要性が分からないんでメリットデメリットが知りたいっす。』

今回の記事を読むとこんなことが分かります。

  • 電動ポリシャーとは?基本的な基礎知識あれこれ
  • 電動ポリシャーの具体的なメリットとデメリットについて

電動ポリシャーがとても利便性が高くて便利な工具だと説明を受けた今回のお悩み人ですが、研磨だけなら他の工具で代用できるため必要性を見出せない様子です。

果たして電動ポリシャーは不要な工具なのでしょうか?それとも研磨作業には必須の便利工具なのか…

今回はそんな電動ポリシャーの基本情報やメリットとデメリットを詳しくご紹介します。

そもそも電動ポリシャーってなんですか?

リョービ(RYOBI) ダブルアクションポリシャ PED-130KT 637011A
引用:Amazon

ここでは初心者に向けた電動ポリシャーの基本的な特徴を簡単にご紹介していきます。

基礎は知っているから早くメリットデメリットを教えて欲しい!という方は次の項目にスキップしてくださいね。

特徴①手間のかかる研磨作業の効率&仕上がりアップ

研磨作業というのは凝り性の人にとって、たまらなく好きな作業である一方、そこまでハマれない人にとっては苦労を要する重労働でもあります。

??『研磨ってそんなに奥が深いとは知らなかった…削りすぎたら修正が効かないし、何度も同じ動作を繰り返すから腕が疲れるんだよね。』

しかし、電動ポリシャーを使用すれば辛い研磨作業を短時間で終わらせることができ、さらに仕上がりも綺麗なのでとても効率的な作業が出来ます。

ディスク状のバフを回転させて研磨することで、圧倒的なスピードで車のワックスがけや床の研磨、鏡の研磨など幅広い用途に対応可能です。

特徴② より細やかで繊細な研磨作業が得意

通常のサンダーやグラインダーは持ち味であるパワーが邪魔をするため、車のワックスがけに適しておりません。無理に使用してもボディに傷が残るリスクがあり初心者にはオススメできません。

しかし電動ポリシャーであれば細やかな研磨作業が可能なので、車のワックスがけや家具の艶出しなど、神経を使うような手間がかかる作業を短時間で終わらせることが出来ます。

??『ワックスがけってとにかく手間がかかるし油断すると逆に傷がつくから繊細さが求められるんだよね。電動ポリシャーを使って効率よく綺麗に仕上げよう!』

特徴③ 初心者〜プロも扱える3種の回転方式

電動ポリシャーと一口に言っても実は3種類の回転タイプに区別されます。では、どのような種類に分かれるのかを下記の表にしてまとめました。

名称主な用途と特徴
シングルアクション
研磨力 強
3つのアクションの中で最も研磨力があり高トルクな為、主に傷取りや塗装後の肌調整などに使われる。
ハイパワーなために研磨傷やが付きやすく、プロ向け工具と言われている。
ギアアクション
研磨力 中
単一方向の回転に不規則な動作を加えて研磨を行うタイプで、一回転する毎に頂点軸が1/5ずつズレていく。
ダブルアクションよりパワーがあるため中間仕上げなどに活用する
ダブルアクション
研磨力 低)(※1
単一方向の回転に偏心運動を加えたタイプで、回転しつつ小さい円を描くようにバフが動作する。3種類の中では最も研磨力が低いが、最終仕上げやより繊細な作業に適している。
※1 近年では性能向上により上記2種でしか出来ない作業もこなせるように進化し、現在の主流タイプとなった。

初心者がこれから導入する場合は、ダブルアクションのものを選べば間違いないので購入時にしっかりと確認しましょう。

ポイント:グラインダーとサンダーの違い

初心者にとってはこれら二つの違いが分からず混乱することがありますが、明確に違うのはそれぞれ得意な作業や用途が違うという点であります。

ランダムサンダー

主に木工用途で使用されるためダストパックと呼ばれる集塵袋を搭載しており、この袋の有無でポリシャーと区別をすることが出来ます。

ダブルアクションの電動ポリシャーと比べると高回転、低トルクに設定されています。

ディスクグラインダー

研磨をはじめ研削や切断ができるという特徴があるため区別しやすいかと思います。こちらは荒削りをメインとしておりポリシャーのような繊細な研磨には適しておりません。

また研磨できる面が狭いので削りムラができやすい点と、本体を扱う際に一定以上の危険が生じるため慣れが必要となります。

A、つまり初心者が車などのワックスがけをするならダブルアクションの電動ポリシャーを選べば間違いないということを覚えておきましょう。

具体的なメリット・デメリットを解説!

メリットデメリット

ここからは電動ポリシャーのメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

まずは一覧にするとこんな感じです。

メリット
  • あらゆるワックスがけが得意
  • コストパフォーマンスに優れている
  • 作業時間と肉体的負担を大幅に削減できる
  • 手作業よりもムラなく綺麗に塗り込むことができる
デメリット
  • 慣れるまで力加減が難しい
  • 力の入れ具合によっては傷やムラが発生してしまう

◯メリット1 あらゆるワックスがけが得意

電動ポリシャーはさまざまなワックスがけをすることが得意なので、車のボディをはじめ家具の艶出し、床のワックスがけなどあらゆる磨き作業に使用できます。

このようにDIY向きの電動工具として大活躍するので、一家に一台あるといろんな用途に使えてとても便利であることが伺えます。

??『車のワックスがけや家具の艶出しを業者さんに依頼するのも勿論いいんだけど、自分の手で手間ひまかけて仕上げたものってより愛着が湧くんだよね。』

おうち時間が増えた昨今では、ご自身で自宅の床や家具のワックスがけをする人が増えてきており今後も人気な工具となりそうです。

◯メリット2 コストパフォーマンスに優れている

電動ポリシャーの本体価格は大手のメーカー製でも10,000円ほどで購入することが出来、磨くためのバフも3〜5枚セットで数百円ほどで購入できるのでとてもコスパが良い工具と言えます。

??『車のワックスがけやコーティングを業者に頼むと、安くても5,000円くらい掛かるし、そこまで持ちがいいかと言われるとそうでも無いし…手間を掛けれる人は自分で施工するのも良いね。』

電動ポリシャーは防水性が無いため取り扱う時は多少の注意が必要ですが、万が一壊れてしまっても買い替えが容易な部類と言えます。

擦れに弱い電源コードも、屋外専用の延長ケーブルを使用することで損傷リスクを大幅に削減することが出来ます。

◯メリット3 作業時間と肉体的負担を大幅に削減できる

電動工具を使用する一番の理由は、作業時間を短くして身体の負担を減らすなどの『効率化』が目的です。

研磨作業は同じ動作を繰り返し行う大変な作業ですが、電動ポリシャーを使用することで圧倒的に早く、綺麗に仕上げることが出来ます。

??『ノコギリで木を切るみたいに、ひたすら同じ動作をするのって結構キツいよね。身体への負担が減ると他の仕事ができる余裕ができるね!』

他の仕事もこなせるという事は、結果として収入アップにつながるので効率よく楽に稼ぎたいという方にオススメです。

◯メリット4 手作業よりもムラなく綺麗に塗り込むことができる

 
電動ポリシャーは多いもので1分間に1500〜3000回転するため人間の手では再現できない細やかな研磨をすることが出来ます。

高速回転によって研磨されたものは、当然ながら手作業のものより綺麗でムラのない仕上がりになるため、より仕上がりレベルを上げたい場合は必ず電動ポリシャーが必要となるでしょう。

ワックスがけにおいては、ムラが出来てしまうと1から作業をやり直すことになったり加工物への深刻な傷ダメージになりかねません。

確実に、正確に作業を行う場合は必須の電動工具と言えます。

×デメリット1  慣れるまで力加減が難しい

たくさんのメリットがありますが悪いところもしっかりご紹介します。まずは使用するにあたり、力加減が難しいという点が気になるポイントです。

電動ポリシャーはバフを加工面に押さえつけて研磨をしますが、この時の押さえつける力が強すぎても極端に弱すぎても綺麗な研磨が出来ません。

この絶妙な加減を覚えるには何度も使ってコツを掴むしか方法が無いため、使用しない箇所や廃材などを使って練習することが必要です。

??『近くに熟練者がいればコツが聞けるかもしれないけど、いない場合はYouTubeの動画などで解説動画があるから参考にしてみてね。』

×デメリット2 力の入れ具合によっては傷やムラが発生してしまう

バフを強く抑えすぎると本体の回転が止まったり加工面が傷付き、弱すぎても綺麗に磨けず塗りムラができたり…

動作自体は回転するだけの初心者向け工具に見えますが、仕上がりを追求すると大変奥が深く難しいものとなります。

研磨という作業は削るだけの簡単作業ですが、削ったものは元には戻らないため失敗は許されずシビアな工程でもあります。

慎重に作業することを心がけ、その道に詳しい方が身近にいる場合はコツやアドバイスを聞きながら作業を進めるのが望ましいと言えます。

まとめ

今回は電動ポリシャーの基本的な情報や特徴、そしてメリットとデメリットを詳しく解説しました。

研磨工具には荒研ぎが得意なものや仕上げに特化したものが存在しますが、電動ポリシャーはより精密な仕上げを得意としており、床材や車のワックスがけや鏡の研磨などが出来ます。

つまりグラインダーやディスクサンダー等の工具には真似出来ない繊細な作業ができる為、他の工具と明確な差別化を図ることができ導入もしやすいかと思います。

おうち時間が増えた今、DIY向きで用途も幅広い電動ポリシャーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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