ミニデルタサンダーのメリット・デメリットを解説

ミニデルタサンダーのメリット・デメリットを解説

木工作業を行う上で無くてはならない工具がサンダーです。

サンドペーパーを交換すれば金属の塗装剥がしや研磨等、使いこなせば用途が多岐に渡り非常に便利な道具です。

今回はサンダーの中でもミニデルタサンダーのメリット、デメリット、そして選び方まで見ていきます。是非、最後までご覧ください。

ミニデルタサンダーのメリット

ミニデルタサンダーのメリット

まずはミニデルタサンダーのメリットを見ていきましょう。

  • ボディが小さく軽量なので保持しやすく、角や奥まった場所の加工にも使えます。
  • 組み立て済みの物や狭い場所にも使う事が出来ます。
  • 他のサンダーと比べて音が小さめです。
  • アイロンのような形状なので、角や峡部等隅々まで研磨する事が出来ます。
  • その形状から入り組んだ作品の仕上げ研磨や他のサンダーでの研ぎ残しを研ぐ、箱内部の研磨の作業も得意としています。
  • サンドペーパーを三方向に順番に回転させて取り付ける事が出来るので、消耗の激しい三角形の先端部分を交代して使う事が出来ます。依ってペーパーを無駄にする事がありません。
  • サンドペーパーをマジックテープで貼付するので密着性が高く、振動もしっかり伝わるので研磨力が高いです。
  • 軽量・コンパクトで操作性が高いので、初心者の方にもおすすめできます。

ミニデルタサンダーのデメリット

ミニデルタサンダーのデメリット

続いてはミニデルタサンダーのデメリットを見ていきましょう。

  • 専用のサンドペーパーを使用するのでコストがかかります。
  • 材料の角を丸くする作業時に角に押し付けながら研磨するとパッドが部分的にえぐれてしまいます。
  • 長時間に渡りしようするとかなりの木粉が出てしまいます。

ミニデルタサンダーの選び方

ペンとクエスチョンマークが書かれた小さな木材

ミニデルタサンダーのメリット・デメリットが分かったところで選び方を見ていきましょう。

電源タイプで選ぶ

コード式

コード式のモデルは、コンセントから直接給電できるので、長時間に渡る作業であってもパワーが落ちにくく、作業効率が高いです。

周りにコンセントが無いと使用できませんが、充電残を気にせず使う事が出来、充電の手間もかかりません。

広範囲を一気に研磨する時や長時間に渡る作業の場合におすすめします。

充電式

充電式のモデルはもちろんコードレスですので、屋外やベランダ等コンセントの有無に関わらず使用できます。

コード式と比較するとパワーは控えめになってしまいますが、コードがどこまで届くかを気にする事無く、使用出来ますし、携帯性にも優れています。

作業の途中で充電切れになる事の無いよう、1回の充電でどの位使用できるかをチェックして選びましょう。

連続稼働時間に限界がありますが、短時間の作業に収めるか、充電器を複数持つことにより解決します。

静音性能で選ぶ

そもそも電動サンダーはとても大きな音が発生する電動工具です。ミニデルタサンダーは他のサンダーと比べると小さめですので、家庭内で行うDIY等に向いているサンダーです。

ミニデルタサンダーの中でもなるべく音の小さなものか回転数を調整できるモデルを選ぶと周囲の騒音問題にとってもメリットになります。

スピード調整ダイヤルが付いているモデルは便利です。削る量に合わせ、速度を変える事が出来ます。回転スピードを調整できるので、比較的静かに作業する事が出来ます。

集塵機能で選ぶ

研磨で発生する木粉等は、身体に害を及ぼす可能性があるので、集塵機能が付いているモデルを選びましょう。

集塵機を別に揃えるタイプのモデルもありますが、おすすめのタイプはモーターの力を利用し木粉を容器に集めるタイプです。

容器からそのまま木粉を捨てる事ができますので周囲をなるべく汚さずに作業する事が出来ます。

集塵パックにフィルターが付いている商品であれば、粉塵を濾過して綺麗な空気を排出出来、室内の空気を汚しにくいです。

但し、集塵機能が付いているモデルでも木粉を100%吸い込む事は出来ないので、作業する際は必ず窓を開けて通気を良くして作業を進めましょう。

また作業する際にはマスクやゴーグルなどを使用しましょう。

メーカーで選ぶ

MAKITA(マキタ)

愛知県安城市に本社を構える株式会社MAKITAが保有するブランドです。電動工具市場では国内最大手で国内シェア率は約60%に上ります。

国内メーカーのMAKITAはサポートが充実しており、業界からの信用が高いメーカーです。

MAKITA製の電動サンダーはプロ用の本格的なモデルからDIY向けのモデルまで種類が多彩で使用用途に合った1台を選びやすくなっています。

充電式のバッテリーはMAKITA製の他の電動工具と共有出来ます。

RYOBI(リョービ)

広島県福山市に本社がある京セラインダストリアルツールズ株式会社が保有しているブランドです。

低価格な電動工具がラインナップされており、DIYを趣味としているユーザーに人気のメーカーとなっています。

RYOBIの製品は「エントリーモデル」(レッド・ブルー)、「DIYモデル」(レッド・ブルー)、「プロモデル」(ブラック・グリーン)と分けられており、商品選びがしやすくなっています。

BOSCH(ボッシュ)

ドイツのゲルリンゲンが拠点のロバート・ボッシュ・GmbHのブランドです。

BOSCHは「人間が自然に扱いやすい」デザインを反映した電動工具となっています。

また、BOSCH独自の軽量強化樹脂と言う素材を使用する事により、工具を落下させてしまっても故障しにくくなっています。

このように、BOSCH製の電動工具は安全・扱いやすさ・耐久性に定評のあるブランドです。

BOSCHの電動サンダーは粉塵を濾過し綺麗な空気を排出する「マイクロフィルターシステム」を搭載しており、空気を汚さずに作業する事が出来ます。

フィルターは清掃すれば繰り返し使用する事が可能ですのでランニングコストも抑える事が出来ます。

HiKOKI(ハイコーキ)

東京都港区に本社を置く工機ホールディングス株式会社が保有するブランドです。

以前は日立工機株式会社と言う社名でしたが、日立グループを離脱し現社名になっております。

HiKOKIは1000種類以上の電動工具を生産しており、その他にも園芸用の電動工具も生産しています。

HiKOKIの電動サンダーはDIY向け、プロ向け共に手にフィットする大型のソフトグリップが採用されており、操作性が優れています。

その他の機能で選ぶ

ミニデルタサンダーは基本的な機能の他に作業を安全で快適に進めるように特別な機能が付属されているモデルもあります。

スピード調整ダイヤル機能

スピード調整機能のあるモデルは、DIY初心者や女性にも扱いやすい機能と言えるでしょう。

作業するスピードを調節出来るので、削る量に合わせて回転スピードを変える事が出来ます。

また、回転スピードが遅いほど、比較的静かに作業する事が出来るので、周りに気を付けなければならないような状況で使える機能です。

ロックボタン機能

ロックボタンが付いているモデルはボタンを押していないとスイッチが入らず、モーターが回らない機種があります。

慎重に作業が出来ますし、誤操作を避ける事も出来安全面でも役に立つ機能でしょう。

価格の違いは?

コスト

電動サンダーに於いて高価なモデルと安価なモデルの違いは大きく分けて以下の2つです。

  • 動力が電源式か充電式か
  • 集塵機能や変速機能が搭載されているか

高価なモデルは充電式

電動サンダーは動力がコード式のモデルよりも充電式の方が高価です。

充電式のモデルでもバッテリーや充電器付属している物と別途購入するタイプとがあります。

勿論、バッテリーと充電器が付属しているモデルは一気に価格が上がります。

コスパ重視の場合はコード式、予算に余裕があるようであれば取り回しが楽で作業しやすい充電式を選びましょう。

高価なモデルは集塵機能、変速機能搭載

集塵機能や変速機能が搭載されているサンダーは高価です。

高価ではありますが、集塵機能が搭載されていれば、作業効率がアップし健康被害の対策にもなります。

変速機能に関しても、低振動で作業を進められるので、自宅でDIYをする方には欲しい機能です。

まとめ

今回はミニデルタサンダーのメリット、デメリット、そして選び方まで見て参りました。いかがでしたでしょうか?

今回の記事を参考にしてミニデルタサンダーを選んでみて下さい。DIYの仕上がりがアップします。

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