ランダムサンダーのメリットデメリット

ランダムサンダーのメリットデメリット

ランダムサンダーは木材を美しく研磨するのはもちろん、塗装をはがしたり、さびを落とす際にも使われる電動工具です。また、取り付けるサンドペーパーによって多種多様なものを研磨できます。

しかし、そんな便利なランダムサンダーにもメリットとデメリットがあります。そこで今回はランダムサンダーのメリットデメリット、そしてランダムサンダーの選び方を解説いたします。

ぜひ最後までご覧ください。

ランダムサンダーのメリット

メリット

ランダムサンダーには数多くのメリットがあります。

  • 研磨よりも研削に近い強力さで、広範囲に手早く研げます。
  • ペーパーによっては細かい作業も可能です
  • 細目のペーパーを使用すれば、金属のさび落としもできます。
  • 取り付けるサンドペーパーの種類を変えれば、さまざまなものに加工を施せます。
  • 素材を研磨するラバーパッド部分は円形なので、緩やかな曲面も研磨可能です。
  • 楕円運動で振動しながら研磨するので、表面に研磨跡が残りにくいです。
  • 研磨力が強いので大きな傷や段差を取るのに向いています。
  • パッドを変更することにより、ワックスがけやツヤ出しにも使用可能です。
  • パッドを大きく回転させることにより、切り粉の排出を促し、ペーパーの目詰まりが軽減されます。

ランダムサンダーのデメリット

デメリット

非常に便利なランダムサンダーですが、もちろんデメリットもあります。

  • 圧倒的なスピードを誇りますが、円盤状のパッドでは隅までは研げません。
  • 摩擦の高いペーパーを対象物に密着回転させると、最初の反動が大きくなってしまいます。
  • 研磨力が強いので、油断すると削り過ぎてしまうので注意が必要です。
  • 専用のペーパーを使う必要があるので、ランニングコストが高くなります。

ランダムサンダーの選び方

虫眼鏡にうつったhow to use

ランダムサンダーと一言で言ってもさまざまな種類のものがあるので、購入の際には「何を研磨するのか」「どのような機能があれば効率よく作業できるのか」などを考慮し選ぶ必要があります。

以下を参考にして、ご自分の用途にあったランダムサンダーをお選びください。

研磨するもので選ぶ

ランダムサンダーで研磨できるものはたくさんありますが、その多くが平面なものか立体的なものかのどちらかでしょう。

ランダムサンダーを選ぶ場合は、研磨するものが平面なものか、立体的なものかを考えましょう。

平面を磨く場合は「両手操作型」

平面を磨く際は、まっすぐきれいに研磨できる両手操作型がおすすめです。

左右の持ち手を握ることで安定した体勢で研磨できるので、研磨跡が残りにくいのが特徴です。

両手で本体をキッチリ押さえられるので。跳ね返ることによって思わぬ箇所が傷つくのを防げます。

また、両手操作型は左右のグリップ位置や角度を調節出来るものを選ぶと作業がやりやすくなります。

作業内容や対象物の種類に応じてグリップ位置を変更することで、体にも負担をかける事なくスムーズに研磨出来ます。

立体物を磨く場合は「片手操作型」

椅子やテーブルのような細かな部品がある立体物を研磨する場合は、片手操作型がおすすめです。片手で操作できるので小回りがきき、細部にわたってきれいに磨けます。

また、片手操作型のランダムサンダーの重量は1~2kg程度しかなく、非常にコンパクトです。

収納スペースに限りがある方や、さまざまな場所に持ち込んで使用する事が多い方にもおすすめです。

電源方式でえらぶ

ランダムサンダーには、コード式と充電式があります。どちらが良いかは、使用する場所や用途によって異なりますので、ご自身の作業にあったタイプを確認しましょう。

パワーを重視するならコード式

当たり前の話ですが、コード式は電源を確保できる場所でしか使用できませんが、安価な商品でもハイパワーの商品が多く、金属などの硬い対象物の研磨も素早く行うことができます。

充電式のように途中でバッテリーが切れる事もなく、スムーズに作業できます。

取り回しの良さを優先するなら充電式

細かいパーツが多いものや複雑な形のものを研磨する際に、コードが邪魔になってしまうことがあります。

また、屋外などでは、電源が確保できない場所では、作業できないということもあるでしょう。

このような悩みも充電式のランダムサンダーがあれば、たちまち解決です。

充電式のランダムサンダーを使えば、作業中にコードが邪魔になることもありませんし、電源の確保に苦労することもありません。

取り回しの良さを最優先で考えるのであれば、充電式のランダムサンダーがおすすめです。

機能で選ぶ

ランダムサンダーには数多くの便利な機能を備えたものがあります。

プロの方はもちろんDIYが趣味の方も、便利な機能を備えたランダムサンダーを選ぶことで、作業効率アップがはかれます。

吸塵機能

吸塵機能が付いているランダムサンダーを選べば、いちいち作業を止めて粉塵を除去する手間が省けます。

研磨する面に開いている穴から粉塵を吸引し、袋に溜めておけるので、作業後は袋を取り外し中の粉塵をゴミ箱に捨てるだけでOKです。

ランダムサンダーを屋内で使うことが多い方には吸塵機能付きのものがおすすめです。

スピード調整機能

研磨する素材に合わせて研磨力を調整したい場合は、スピード調整機能付きの機種がおすすめです。

数段階のスピード調整機能が付いている機種を選べば、どんな素材であってもきれいに研磨できます。

また、一気に削りたい時や、丁寧に仕上げたい時など、その時の状況に合わせ自由自在に研磨力を調整できるので、ストレスを感じずに研磨作業に取り組めます。

サンドペーパーの取り換えがマジックテープ式

ランダムサンダーを使っていると、サンドペーパーが削れて研磨力が落ちてしまうので、定期的にサンドペーパーを交換する必要があります。

しかし、その交換が面倒に感じてしまうと、ランダムサンダーを使用する事自体が面倒に感じるようになってしまいます。

それを防ぐためにも。サンドペーパーの交換が簡単なマジックテープ式が便利です。

静音性

室内でランダムサンダーを使用するのが多い方にとってネックになるのが、騒音問題です。特に集合住宅の中でランダムサンダーを使う場合は注意が必要です。

そのような時におすすめなのが、低騒音のランダムサンダーです。パワーがあるのにも関わらず、周囲に音が響かないので、ストレスなく作業できます。

ランダムサンダーを販売しているメーカー

メーカーという文字を指さす作業服の男性

マキタ

マキタは名古屋で創業された電動工具メーカーです。国内有数のトップメーカーで、世界的にも有名な一流の工具ブランドです。

リョービ

リョービは広島で創業されたメーカーです。現在は京セラインダストリアルツールズがリョービの電動工具事業を承継しています。

プロにも愛される高度な技術力と、商品開発力で進化する電動工具をリードする会社です。

ハイコーキ

ハイコーキは工機ホールディングスの電動工具メーカーです。プロの現場を支えるために

質の高い工具を出し続け評価されています。以前は日立工機という名前でしたが、2018年に社名を「工機ホールディングス」ブランド名を「HiKOKI」へ変更しています。

ボッシュ

ボッシュはドイツで創業された、歴史のある工具メーカーです。

元々は自動車機器サプライヤーでトップクラスでしたが、さまざまな現場に合わせた工具を開発しています。スタイリッシュなデザインと質の高い工具が人気です。

まとめ

今回はランダムサンダーのメリットデメリット、そしてランダムサンダーの選び方を解説してまいりました。いかがでしたでしょうか?

ランダムサンダーがあれば、作業をスピーディかつ楽にできるので、とても便利です。DIYなどでも使いやすい工具なのでおすすめですよ。

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